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水瓶座夫⑦:平等さを背中で示す

過去の水瓶座夫シリーズはこちら↓

先日家族で駅のホームを歩いていた時、
白杖をついた、視覚障がいの方が少し前を歩いていた。

すると、夫がすっと前に出て、
「階段まで案内しましょうか」
と声をかけた。

白杖をついた方はほっとしたように
「ありがとうございます。
階段までお願いします。」
とおっしゃった。

階段から先は大丈夫、
とその方はお一人で先に行かれたのだが、
一部始終を見ていた息子は不思議そうだった。

そのあと夫は息子に話していた。

「今杖をついていた人はね、
目が見えないんだよ。
あの白い杖で、床の黄色いぼこぼこしたものを感じとって、
それで1人で歩けるんだ。
すごいだろ?

でも、もし手を貸してあげられる時は、
今みたいに案内してあげると、
杖で確認しながら歩くより速く歩けるから、
声をかけてあげるといいよ。」

「黄色いぼこぼこは、
目の見えない人にとってはとても大事なんだ。
もし黄色いぼこぼこの上に邪魔なものがあったらどうなる?

そう、目の見えない人は杖で確認できなくて、
歩けなくなってしまうよな。
だから黄色いぼこぼこの上には、
何も置いちゃいけないんだ。」

息子はふむふむと話を聞いていた。

夫は後で、
「息子がいたから白杖の人に声かけたけど、
俺1人だったら声かけなかったかも。笑
息子に教えるのにちょうどよい機会かなと思って。」

ああ、なんて指導者目線。
ああ、なんてユニバーサル。

夫にはやはり、
教え導く資質があるなあと思う。
存在そのものが指導者という感じ。
息子がいたから声をかけた、
というのも完全に「教えるため」だ。

かつ、障がいの有る方に対して垣根がない。
白杖をついた方への声のかけ方は本当にナチュラルだった。
もともと夫は視覚障がいの方と関わりがあるので、
「慣れている」というのもあるが、
声のかけ方が自然で嫌味がない。

水瓶サインの
「ユニバーサル」で「フラット」なところ。
支配星である土星が効いた「教え導く」姿勢。

「誰に対しても平等である姿勢」
をごく自然に息子に対して背中で示す、
水瓶座夫の良さを感じた一幕だった。

こういうところ、良いよなあ。

本当に見習いたい。

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