受け止めて深める蠍
今日は夫の建築に関する原稿の添削を頼まれたので、本気でやった。
夫が書いた初稿を読んで、
ひっかかる点をすべて赤字で添削。
その後、夫に一文ずつ意味を問いながら、
やり取りして最終的な文章を決めていく。
「ここの文章はどういう意図?」
「これは専門用語で一般の人にはあまり伝わらないように感じたけどあえて使っている?」
「この文章はとても読みづらいんだけど、
もう少し分割できないかな?」
などなど、
ひっかかる点を一つずつ解消していきながら、
意図を掘り下げ、
じゃあそれならこの文章はどう?
表現の仕方に違和感あったら言葉変えようか?
これだと少しズレるんじゃない?
などと提案していく。
対して夫は
「いやこれは大事なポイントで…」
「この部分はあえてサラッと問題提起したいから…」
「そう言われるとここの言葉はもう少し変えた方がいいかもな」
などと返してくれる。
どんどんお互いの対話の中で、
夫が表現したかった「核」の部分が研ぎ澄まされて、
文章が伝わりやすいものになっていく。
最終的に2人で読み上げて、
これなら良さそうだね!
という800字くらいの文章に仕上がった。
私は私で、
夫の建築に対する考え方や概念を掘り下げて聞くことができて新しい気づきがあった。
こういう
「一旦受け止めてその概念を掘り下げてより明確にして言語化して概念を磨き上げる」
みたいな作業、
やっぱりとても楽しいし好きなのだ。
相手の気づきを促せて、
私も気づきがある。
インタビュアー?
編集者?
どういう職種なのかはわからないけれど。
受け止めて深めること。
これはやっぱり、蠍らしさなのだろうな。
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