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日本とアルゼンチンの共通点「お茶」

こんにちは。

今日は地球の裏側に位置する、日本とアルゼンチンの共通点について書きたいと思います。

それは、タイトルにもある通り「お茶」!

意外にもアルゼンチン人はとてもよくお茶を飲みます。緑茶・煎茶・ウーロン茶・紅茶・・・日本では様々な種類のお茶が簡単に手に入りますが、そんな中で、手に入りづらいお茶、それがアルゼンチンでよく飲まれるマテ茶です。

コカ・コーラ社が発売している「太陽のマテ茶」でその名前を聞いたことがあるという人もいるかもしれません。でもマテの茶葉をスーパーで見かけることはあまりないと思います。

(Amazonで探しましたが、アルゼンチンで200円くらいで購入できるものが1700円ほどで販売されていました、、高級品やん、、。)

アルゼンチンやウルグアイ、パラグアイなどでよく飲まれるお茶ですが、別名「飲むサラダ」!お肉をたくさん食べるアルゼンチン人に肥満が少ないのはマテ茶を飲む習慣があるから?と言われるほどです。

[スーパーでずらりと並ぶマテの茶葉]

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さて日本でお茶を飲むというと、急須で飲んだり、お茶パックで煮出したりなどの方法になるかと思いますが、マテ茶は飲み方が全然違います。

マテと呼ばれる容器に茶葉を豪快に入れて、ボンビージャと呼ばれる先端に漉し器がついたストローを使って飲みます。伝統的なマテの容器はひょうたんでできていますが、掃除しやすいプラスチック製のものや木製のものなどいろいろな種類があります。市場やお店でいろんなマテやボンビージャを物色するのはとても楽しいです。

[noteのお供のマテとボンビージャ]

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牛のひづめ部分でできたマテなんかもあったりします。なかなかなルックス、、さすが人口より牛の数のほうが多いといわれるアルゼンチンです。

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マテ茶の飲み方について、もうひとつ。

なんと回し飲みが基本です!サーブする人がお湯を注いで、渡された人は飲み終わったらサーブする人へマテを返して、、、と続きます。週末のブエノスアイレスの公園はマテ茶を飲みながらのんびりする人達で溢れかえっています。

新型コロナの感染者がアルゼンチンでも増え始めたころ、「ソーシャルディスタンスを取りましょう。」に並んで「マテ茶の回し飲みはやめましょう。」という張り紙を見たときは、「アルゼンチンならではやなあ」と思ったものです。

手軽に飲めるティーバッグ入りのマテ茶も売られていますが、みんな公園でも職場でも、マテの容器・ボンビージャ・お湯の入った水筒を持って行ってマテを飲むのが普通です。めんどくさくないんかなあと思ってしまうのは私が日本人だからでしょうか?

日本マテ茶協会という協会もあるようです。

近隣諸国のマテ事情ですが、お隣パラグアイでは冷たい水でマテを飲みます。その名もテレレ(tereré)、かわいらしい響きです。

ウルグアイでは大麻が合法のため、大麻入りのマテ茶がスーパーで売られていました。(飲んでませんよ)

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砂糖をいれたりレモンをいれたりいろんな飲み方がありますので、アルゼンチンや南米に行くときはぜひ試してみてください。

Bueno, nos vemos pronto! (ではまた!)


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