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バベルの塔

塔を登る男

1986年にナムコから発売されたファミコンゲーム。
いにしえに建設されたバベルの塔は、神が降臨するための場所として作られ、その頂上には空中庭園があるという。
考古学研究者で探検家のインディーは調査のため、塔へと旅だった……。

出口まで石を動かして足場を作り、塔内に潜む敵を交わしながら進めていく、ゴールルート確保型アクションパズルゲーム。
ステージが一画面に収まっていないときは、スタートボタンを押し、ポーズ画面にすれば上下ボタンでプレイヤーを動かすことなくステージを確認できる。

塔には64フロアあり、16面以降はパスワードがステージの始まりに表示されるので、1回でクリアを目指さなくてもじっくり取り組める。

不思議な石

フロアに落ちているL字型の石を組み替えて出口まで階段を作っていくのが基本。
石は一度に一個だけ持ち上げて移動できる。上に石が乗っていると動かせない。

石で階段を作る

階段を作っていくのに、つかんだ石の向きは重要だ。
インディーはジャンプをすることができないので、L字型の長辺のほうからは上れない。
場合によっては石を別の場所に置き直した後、反対方向から持ち上げて移動するなど、パズル的な要素はかなり強い。

石を持ったままツタを登ることはできないが、移動する雲などの上に乗って持ち運ぶことは可能。
だが、石だけを移動する足場に乗せたら、なぜかすり抜けて落下してしまうから運べない。また、ツタの上に置いてもすり抜けて落下していく。
石を持ったまま自分の背丈よりも高い場所から落ちるとつぶされて死んでしまう。

不思議なのは、この石は階段のように連なっていると、下になにもなくても浮遊するということ。
その階段になっている石のどれかを持ち上げると、それより上の石は重力によって落ちてくるが、持ち上げてしばらくは浮遊したままなので、そのまま持ち上げた隙間から飛び降りることができる。
階段から敵が降りてきて、回避するときにも使える。

トラップ

敵を交わすには石を落として下敷きにする。ただし、敵はまた復活しておそってくる。
石でうまく囲って閉じこめておくとこもできるので、そうしたほうがよいフロアもある。
あとは見るからに痛そうな針山など、触れたら1ミスとなってしまうものもある。

フロアによっては出口が封印されていて入れないこともある。
そういうときはフロアのどこかにある水晶球をとると扉が開く。
なお、出口は真下に足場がないといくら出口の上から飛び降りてもゴールすることはできない。

石を作り出す敵

プレイヤー自ら石を作り出せないが、石を作り出す敵がいるので、その石を利用する場面もある。

宝物

たまにアイテムが出現する。
壺はパワーポイントが1増える。各フロアにはパワーポイントがあって、画面左上に書かれているが、石を持ち上げる回数が表示以上になってしまうと1ミスとなるので、自信がなければ取っておくと良い。
だけども、いかに手数を少なくクリアするかというのも楽しみ方の一つである。

王冠はスピードアップ、ダイヤモンドは一定時間無敵、ランプはそのフロアに限り石の通り抜けが可能になる。
パズルゲームなのでやり方によっては行き詰まることがある。
セレクトボタンを押せば1ミスとなって最初からやり直せる。ランプを取ったら命拾いすることもあるかもしれない。

説明書でさらりと触れているが、8フロアごとに「壁画の間」があり、特殊な行動を取ると謎の絵が出現する。
これはもう攻略サイトでも見なければわからないだろう。
だが、この絵(ビッグパスワード)をすべて解読しないことには64フロアをクリアしても空中庭園にはたどり着けない。

裏バベル

さて、ビッグパスワードも解読し、ゲームをクリアしたら裏面へと突入する。
これにも隠しコマンドがあるので、クリアできない人も裏面を見ることはできる。
ただ、非常に難しい! 64面をクリアした強者のための裏面だ。
タイトル画面で上3、下5、右2、左1を押すとタイトルの背景が赤から青に変わり裏面になる。
でもまずはやはり64面をクリアを目指したい。しっかりとパズルゲームなので、どんな石の組み上げ方があるのか学びながら進めるのがよい。

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