Wakana

自由にそのままに⑅*॰¨̮ 目を瞑って浮かんできた映像や夢で見たこと、夢の続きも、不思議な出来事を好きなように。 誰かの気持ちや日々の出来事 感情を好きなように。

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最近の記事

色の力をかりて

オーラが見える、というわけではないけれど、見えているような気になっている。 昔から「この人は何色」と人に色を当てはめることを自然にやっていた。雰囲気のある人やエネルギーの強い人からしか感じないので、誰に話すこともしていなかった。 最近は人だけではなくて、生活や空気、感情のようなものにも色を当てはめていることがある。朝起きた瞬間、ホームに降りた時、遠くから眺めるその景色や、人々の関わりを見ている時…。考えて色を当てはめているのではなくて、勝手に浮かんできて「これは何色だな」

    • 世界は

      リスクマネジメントについて熱心に考えた時期がある。それは就職活動を迎える少し前の学生時代だったような気がする。 リスクに備えて計画的に物事を進めていくことが長所だと思っていたし、自分の性格にはそれがむいていると思っていた。けれどあの時の私がリスクだと思っていた事が、本当にリスクだったのか?それは人によってはリスクではなくてチャンスになりうるモノであっただろうし、一般論を味方につけた自分自身の引っ掛かりだったのだと思う。 そんな事を思い出すようになったのは、コロナに関わる色

      • 楽しいを全部

        やりたいことを全部やっていい 1歳の子どもが言葉にならない歌を陽気に歌うくらいのそんな気楽さでやればいい やりたいことに意味を見出したくなる時も 役割に自分を当てはめそうになる時も いつだって人生は自分が主人公だということを忘れないでね

        • 優しく手放して

          好きな物だけに囲まれた部屋はどんなに気持ちが良いのだろう。 大切にしていたから、あの子にもらったから、とりあえず使えるから、便利だから、高かったから、ちょうど良かったから… あげていくときりがない。 言い訳のような言葉をなぞりながら、自分に聞いてみる。 「本当にいるの?」 小さな頃から住んでいるこの家には、思い出と呼ばれる物が沢山あるけれど、しまいこまれた思い出は、大掃除の時に顔を出してまた奥深くにしまわれるか、なんとなく捨ててしまうかのどちらかだ。 そんなことを何

          はる

          10年付き合った彼と、愛情が冷めたという理由で別れた。 きっかけは彼からだったけれど、きっと私も同じで、大切にできなくなっていた。馴れ合いとは違う冷めていった心がそこにあったと今ではわかる。 自分を見せることが苦手で人に相談することは滅多になかったけれど、いよいよ別れ話になるとわかった時に友人を呼び出した。きっとそれだけ迷っていたのだと思うし答えを探していた。お酒を飲んで笑い話を交えながら、泣いた。 泣くことと笑うことを同時にしながら、大人から少し子どもに戻って、それが

          緑の春

          私は、この人と別れたことを知っている。 そう思いながらあなたを目で追うと あなたは笑いながら隣を通り過ぎて部屋の奥へ向かった。 振り返ってあなたを見ると、あなたは私に向かって何かを話していた。 笑っている。 眩しさに目を細めた。 この人は私と付き合っているつもりなのか。 声は聞こえない。開け放った窓から入る暖かい風が、カーテンを揺らしている。 ゆらゆらと光が差し込んであなたを包む。 ねぇ、私たち別れているんだよ? ぼんやりと呟くと、カーテンが大きく揺れて私

          緑の春

          私のこと もしかしたら貴方のこと

          文章を描くことは昔から好きだったけれど 誰かの期待に応えるように描いていることが多かったように思う。 その時はそんなことを思っていなかったけれど、子どもの頃の日記を読み返した時、「小さな私、お疲れ様」と笑いたくなった。 人より少し感受性が豊で人の感情に触れながら成長して自分のことを表現することは苦手になった。 でも、大人になって世界を少し遠くから眺められるようになったら、ぼんやり浮かんだ物語や色に混じった言葉たちを、描きたい気持ちなった。 大人にも子どもにもなれる。

          私のこと もしかしたら貴方のこと