棘を綿に、綿を棘に
何かを失う覚悟がないと、何かを得ることはできない。
多くの人の目を引くためには、良い方向だけでなく悪い方向にも受け取られる覚悟で行動を起こす。
発信することは、諸刃の剣だ。
受け手がどう捉えるかによっては、相当な傷を与えるし、受ける。
人の心を動かす文章は、綿でもあり棘にもなる。自分じゃない誰かの感情を動かすんだ、生半可なことではない。
ここのところ、毎日穏やかに生活をしている。
何年も所属していて、何の気兼ねもなく話ができる、知らないことは減っていて不安なく働くことができる。
何より自分が一番快適に暮らせる家がある。過度な干渉もなく、どうでもいいことで笑える家族がいることはどれほど貴重で幸せなことなのだろうか。
これまでの、終わりを待ち望む生活から、むしろ終わってほしくないと思うくらいの。
何も失わない、すり減らすことのない毎日。
それじゃあ、得るものは?
何かを購入し、自分のものにする時には、
お金という対価を支払う。
それが人生でも当てはまると思う。
たくさんの労力と時間をかけて、勉強し、働く。
青春の思い出と引き換えに、合格の二文字を得る。理不尽なことにも耐えて、給与の数字を得る。
何かを得るためには、何かを差し出さないといけないのだ。きっと。
ぼうっとしていてお金をもらうことはないし、家から一歩も出ずに生活していて素晴らしい出会いをすることもない。
棘を綿に変えよう。心が落ち着くように。自分をご機嫌にするのは自分だから。
綿を棘に変えよう。ちょっとしんどいけれど、きっと今より自分を少し好きになれるはず。
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