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若者を無視できない世の中に

ー将来は政治家になりたいです

今、そう思っている方はどのくらいいるでしょうか。
あなたの周りにそう思っている方はどのくらいいるでしょうか。

きっといないのが普通。
いても、本当に少数であるはずです。

僕は大学時代に、
インターンシップという形で議員と大学生をつなぐ活動に取り組んできました。

毎年100名前後の参加者と接してきたが、
その中で政治家になりたいと答える人はわずか1人、2人しかいません。

将来のことが夢ではなくリアルになってくる大学生だから、
政治家になりたいという人が少ないのではないか。

そう思って、小学生のつきたい職業ランキングを調べてみても並ぶのは、

スポーツ選手、警察官、運転士、研究者、医師、大工、自営業…。

トップ20の内、” 政治家 “という文字は見当たりませんでした。

自分の住んでいる地域、国のいわばリーダーと呼ぶべき人が ” 政治家 ”であるはず。
本来ならなりたい人がたくさんいて、その中でより優秀な人が務めるのがいい。

僕はそう思います。
それなのに、なぜこんなにもなりたい人が少ないのでしょうか。


ーリアルな場での接点の欠如

そもそも僕たちが世の中にどんな職業があって、
何になりたいかイメージする手段の多くはメディアです。

様々な職業に就いている人の功績を知り、憧れ、なりたい職業に転化する。

ですが政治家の場合、知ることができるのは不祥事ばかり。
政治家の功績などを知る機会はほとんどありません。

そして、それを補うようなリアルな場での接点がないことが大きな課題です。

大学の近くに住む自分が一番感じるのは、
選挙間近であるのに、住宅付近に選挙カーがやってこないこと。

連日候補者が各地を回り、時に演説をやっていることは知っています。

ですが、有権者でありこれからの日本を背負っていく大学生が。
集まっている地に訪れてくれることはありません。


ーだから投票に行く

政治家は当選しないことには何もはじめられません。
票を勝ち取るには投票率の高い層に対してアプローチするのが一番の近道。

言わずもがな若者の投票率は低いので、
今のままだと後回しにされるのはしごく当然です。

だから、僕含め若い世代は政治家が何をやっているのかわからないし、誰がいいとも決めきれない。

ただ若い世代に目を向けられていない、” 違和感 “はあるはずです。
このままでいいとは思っていませんよ、と。

肩肘張らずに、そんな今の等身大の思いをぶつける行為。
それが、投票でいいんじゃないかなと思います。

今まで投票率が低かった若者世代が勢い良く声をあげる。
その時、政治家は若者を無視できなくなるはずです。

今回の県知事選の一票から、はじめていきましょう。


文責:大井健史(20代・大学生)

【Wakamono Go! Go!とは】
茨城県知事選挙におけるさまざまな人々の思いを紡ぎ、若者の投票率を上げるための場。 僕らの生の声を、私たちの率直な思いを、ことばにしてみましょう。 「筑波大学すぐそばのコワーキングプレイス Tsukuba Place Lab」に集った人々から踏み出された一歩です。どなたでも記事を投稿することができます。あなたの次なる一歩、お待ちしております。※ 特定の政治家のみなどを挙げた宣伝活動はご遠慮頂いております。
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