いばらき県知事選挙はじまる(≧∇≦)
われわれ下々の一般市民は、知事が本当はどんな人で、どんなことを考えていて、どんなことをしたいのかについて、たいてい直接は知りえない。
東京都知事と違って普段からメディアも取り上げないから、寝てて入ってくる情報も少ない。
なので、誰に投票するかは、身近な信頼できる人がどっちを応援しているかとか、彼がそう言ってるなら信頼できるだろうとか思って、投票先を決めることが多い。
特に信義や貸し借りを重んじる我が国の田舎では、お世話になっているあの人が言うんじゃ仕方ねぇ、入れてやるか〜って投票先を決めるのが多勢だと思う。
そもそも、選挙公約なんてものはもはやだれも信じていないし、見ても違いが分からないし、国政と違って知事が変わっても、われわれの生活はそんなに大きく変わることはないとも思っている。
実は我が国の行政システムはよくできていて、知事が変わっても、地方社会が大きく崩れることはない。大きく成長することもないが。。。
国が法律や規則や通達で地方のことまで事細かく決めてくれていて、租税や予算の大枠も決まっている。
まちづくりのやり方もだいたい同じなので、日本の国道沿いの景色はどこもかしも金太郎飴のようだ。
知事の多選禁止の決まりがないことも、それを物語っている。
多数決で選ばれた国の最高権力者が仮にイケてない場合、国の崩壊につながる可能性があるので、最高権力者は多選できない仕組みになっている。米国大統領8年。自民党総裁任期にも任期9年(これは都合よく変えられる可能性あり)。
民衆が誤った判断をする可能性があるという民主主義の欠点を補う賢い仕組みを頭の良い先人達は作ったわけである。
我が国の地方行政システムには多選禁止のルールがない。無くても、賢い国の役人がハンドリングするから大丈夫だという判断だったのだろう。
国民も、国政や身近な市町村首長選挙よりも、知事選に1番興味がないし、メディアも全然取り上げない。
ということで、まずは都道府県知事がもっともっと裁量権や力をもって、プレゼンスをアップすることがまず第一だ、と思っている。
だから個人的には、オレにもっと権限をよこせー、と国に対して大きな声を上げる人を応援したい。
予算くれとか、国でやってくれと、叫ぶだけじゃなく、全国統一のルールは限界だ、地域の実情にあったルールを自分たちの手で作らせろと、声高々に叫ぶ人を応援したい。
子育ても、福祉も、農業も、交通も、東京と限界集落では実情が全く違うのに、ルールだけは全国同じ。
現状の特区の仕組みでも、もはや小粒なものしか実現できない。
国家主導ではない、国全体の成長戦略に資するものではないが地方の課題には欠かせないもの、地方の実情に沿う規制改革の必要性があるとほんとに思っている。
30年、50年先を見据えて、地方への権限委譲や道州制、などの地方分権を本気で推進してくれる知事を応援したい。
失敗しながらも、本当の自治に向けて経験を積もうと、チャレンジしていく知事を応援したい。
多分だれもそんなこと考えてないだろうけどw
(≧∇≦)
文責・大久保剛史(社会人、30代)
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