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「エントリーの意味とは」VALORANT勝手に講座

さて今回からVALORANTの基本、とは言っても少し高いランクでも疎かにしている人も多く「なぜこのセオリーがあるの?」という部分を深く解説していきたいと思います。

今回はエントリーについてです。
皆さんはVALORANTのデュエリストで誰が好きですか?様々なエージェントがいますが今回はジェット、なんならアセントAに限定したいと思います。
まずは攻めから


攻め編

ノーマルなエントリー方法例

1.なぜブリンク?

ベーシックなアセントAでのジェットエントリーについてみていきましょう。上記の画像はチョークポイント(白いブリンクの矢印の部分)を抜けて縦の障害物(クロコンと呼ばれる部分)にエントリーした状況をマップで表したものです。

さてそもそもなぜこのジェットは貴重なブリンクを使ってスモークの中に入ったのでしょうか?

タコ殴りにされる前の例

これは例ですが先ほど話したチョークポイントには多くの射線を組まれタコ殴りにされる危険性があります。
そのためジェットのエントリーを行い射線を広げることによって味方一緒に撃ち合うことができ、有利にラウンドを進めていけます。
逆に一人でモクを抜けて敵を殺そうとしてもエントリーの意味は薄いということです。
日々ランクを回すと一人でデスを続けるデュエリストに出会いますが、ほぼ無駄死にです、後続もチョークポイントを抜けるのは難しく止まってもスキルと人的資源を失い、進んでも非常に不利な撃ち合いを強いられます。(こういう試合のイニシのスコアどうにもならなくなりがち)

これがエントリーの基本となります。この上にスキルを入れることでサイトを掌握しスパイク設置の流れとなっていきます。

2.なぜ視点を振ってるの?

さてエントリーはデュエリストをロケットの弾頭を分離する意味もありますが、もう一つ大きな意味を持ちます。それが「人間ドローンとして」です。

当然サイトエントリー時には索敵スキルとしてリコンなどを入れますが、リコンなどはレベルが上がれば上がるほど壊されやすくなり、効力が減っていきます。


「グへへ、スモーク抜けてくる後続殺してやるでヤンス」の図

索敵がないとこのような非常に気持ち悪いプレーがまかり通ってしまいます。では簡単に壊されない索敵手段はないのか、それがブリンクです。


「うわ~ブリンクで見られちゃったよ~🙆‍♀️」の図

ドローンなどを先に先行させない場合、絶対に左右に視点を振りましょう、自分で認識できていなくてもミニマップに映ることも多々あります。
敵の位置さえわかればスキルやピーク等で敵を倒せばいいですから非常に大きい情報になります。

VALORANTはあくまでチームゲームであり、攻めでラウンドを取るためにはサイトをできるだけ被害なく取れるかにかかっています。

では守り側はどうやってサイトを守り、大きな被害を与えていくのでしょうか、ここからは対策についてみてみましょう。

守り編

例:オーメンのパラノイアとKay-Oのグレネードで後続を分断

一つの基本的な対応としてはスキルを返すというものがあります。「当たり前だろそんなこと」確かに基本も基本の対策ですが、丁寧に理解できている人はほんとに多いのでしょうか

例えば上記画像ではグレネードとパラノイアを返す形、こうすることによって攻め側視点で述べた通り後続との分断が発生します。そうするとジェットはカバーを取れず有利の取りにくい勝負かスモークを足すなどして耐える動きを取らなければいけません。

では守り側はこの状況下をどうやって生かすのでしょうか。ここには多くの分岐があります。

1.エントリー役を倒す

ジェットを倒すことに成功すれば後続を倒すだけの簡単なラウンドになります。もちろん敵のジェットの後続を待つのか、前進してくるのかの判断はわかりませんが。前進してくればフィジカルの見せどころです。
この大事な1on1に勝てばすべての問題は解決します。(なおすべてが崩壊する可能性も秘めてる)

2.後続を倒す


スモークから出てくる敵も警戒しなければならない

これは後続がチョークポイントを抜けるときに様々なアングルを警戒する必要があり、そのタイミングを狙うということです。
画像では星マークに後続がピークを警戒するべき部分があり、スキルを入れないと非常に難しい撃ち合うを強いられます。

逆に守り側はスキルを返し、相手の索敵、ポジション潰し等をやり過ごすと選択肢を増やすことができます。
仮に後続を有利な人数差でトレードできればリテイクにつなげることができます。

3.サイトで時間を稼ぐ

そもそも上記2つもこの3つ目の要素を多分に含んでいますが。サイトで時間を稼ぐことは非常に大事な行動です。例えばサイトにオーメンがいるなら、パラノイアやシュラウドステップ、耐えのスモーク等で時間を稼ぐことでKay-Oなどがセットスモーク(エントリー時にコントローラーが使うスモークのこと)からフラッシュを使い撃ち合うことができます。

VALORANTは結局FPSですから最終的には撃ち合うことで結果が出ていくことが多いです。
その中で火力と体力を倍にできる技を使わない手はありません、孤独なプレーは何も生まないのです。

https://www.youtube.com/live/lrBmaBVSLX8?si=GuuW7YJ2ibj_1BTF&t=9210

参考動画としてはこちら、ZETAはラッシュの確認後シュラウドステップを使いヘブン下とヘブンで3人体制、ヘブンの2人がピークしなんと3人を倒し、ヘブン下のSugerZ3erは最後まで耐えきりました。

あくまで基本も基本のミクロもミクロの部分ですが、一つ一つを丁寧に分析することによって判断の高速化や新たな作戦を思いつくことに繋がります。

少ない情報量でしたがありがとうございました。
マクロの部分を含め当時アセント最強のLOUDを解説したZETA DIVISION VALORANT部門のアナリストgya9さんの記事をぜひ一読ください。

[サムネイル画像提供https://twitter.com/Deshia_ACB]

以下作者Twitter


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