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体言止めの話

突然体言止めがTwitterのトレンドに上がってきて何事だと思いましたが、体言止めの是非について議論されているようだ。

この体言止めの是非については、過去より何度も議論があって賛成派、反対派いろいろ言い分があったりする。なおメリットデメリットについては以下に書いているので貼り付ける。

ここでも述べているように多用はリスクであり最初に取り上げたライターの不満も恐らくそのあたりに起因している。まあよくある話「バカ一辺倒で体言止めとはけしからん」なんだろう。いろいろ調べてみると他にもデメリットも存在するようです。

自分自身も過去に触れた感触でいうと「プレゼンでは小気味良く言い切りが必要だ」「キャッチコピーは体言止めで」「マニュアルでは体言止めは御法度だ」などなど諸先輩がたの言葉を思い返すと「要は使い所」だと気づく。

どうももともと新聞の紙面が限られた領域を活用するために多用されたとか言う話も聞く(実際のところ裏は取れてないが)。そして日本は物事をひたすら曖昧にしがちだ。実家で久しぶりに地上波を聞いていたが「言ってそうで言ってない」言葉ばかり。まるで具体的に言った方が負けゲームをしているようだ。その割に言葉自体は言い切ることで「強い」印象だ。

こう自分で書いていて違う記事を思い出した。

こちらは要法ではなく語彙力ではあるが、見方を変えると体言止め的な断定する言葉を多用する話とも被ってくる。YouTuberもプレゼンベースなので断定や言い切りが多い。そういう側面を当たり前としてインプットとして受けている場合、「子どもたちは最近。。。」ということ自体が筋違いで、僕ら大人がそういう土壌を産んでいる。それを忘れてはいけない。

一方で過去の歴史を見るに日本語における変質などは常時発生していて、昔に比べて今の人はというのは30年前僕たちも同じように言われている。僕たちだけがスペシャルと思うのは勝手だけど実はそれこそが奢りなんだと思う。何事も謙虚に生きて行きたいよね。

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かわむら よしひろ
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