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褒める子育ての罠

#365チャレンジ 【167日目】

秋田県大館市の「学習塾ダブルステップ」で
小学生・中学生・高校生を対象に
勉強を教えています、ワカマツ塾長です。

このチャレンジは、子供たちへの
「勉強頑張れ!」の言葉に
説得力を持たせるため、
また「継続こそ最強」なことを
身をもって証明するために続けています。

第1回からお読みいただけますと
本日の内容をより一層楽しめます。

まだ読んでいないよ、という方は
以下のリンクよりお読みいただけますので
ぜひ読んでみてください。


1.はじめに

外ではドッカンドッカンと
花火の音が鳴り響いてます。

今日は悪天候により2度の延期となった
「大館大文字花火」の開催日です。

塾長は塾で仕事中。
本記事を懸命に執筆中。

韻を踏もうと思ったのですが
できませんでした(笑)

娘と見に行きたかったなぁ…

いやいや、良いんです。

来週の神明社例祭は、
妻と娘と家族デートをするつもりなので
今は、耐え忍ぶ時。

頑張るぞー(笑)

本日もよろしくお願いします。


2.褒める子育ての罠

褒める話については
過去に何度かしていますね。

調べてみたら100日以上前でした。

ワニならすでに死んでいる日数でしたね(笑)
(古いネタでかたじけない。)

その後、塾長も様々な知識を学びました。

今回はアドラー心理学の応用編です。

アルフレッド・アドラーのベストセラー、
「嫌われる勇気」は多くの人に知られています。

アドラー心理学に「共同体感覚」という
聞きなれない言葉が登場します。

簡単に説明すると、
「個人が自分らしくいられて、
 他の人とお互いに協力できる関係を
 周囲の人たちと築けている状態」
のことを言うそうです。

???

なんのこっちゃ、ですね(笑)

もう少しわかりやすくすると、
「人が人を支配しない横の関係」だそうです。

ここで塾長、考えさせられます。

「褒める」行為って実は上から目線な行為で、
使い方を気をつけないと危ないんじゃないか?

例えば、後輩の人間が、上司や先輩など
上の立場の人を「褒める」ことって
ほとんどないですよね。

褒める、ということは、
相手との上下関係を前提に
立場が上の人が、立場が下の人を
評価する行為なんだそうです。

これを読んだときに、親子間でも
褒め方を気をつけないと大変なことが起きる
と思ったのです。

もし親のことを信頼できていない子供がいて
親は信頼関係を修復するために褒める、
でも、子供からしてみたら
上から目線で物を言われ、
余計に面白くない気持ちになってしまう。

いかがでしょうか?

危険な匂いがプンプンしますね。

さらに、子供を些細なことで頻繁に褒め過ぎると、
「褒められること」が当たり前になってしまい、
褒められない状況が続くと、
人よりも余計に不安を感じたりするようになってしまう。

というわけで、褒める子育てにも
罠が潜んでいる可能性があるのです。

アドラー式子育て

最近は「アドラー式子育て」という
新しい言葉も登場しています。

アドラー式子育てでは、
子供の共同体感覚を高め、
最終的に「自立」させることが目標となっています。

自分が自分のことを好きになり(自己受容)
他者のことを仲間と認め(他者信頼)
人の役に立っていると実感する(他者貢献)
という3つの条件を満たすことが必要だそうです。

具体的にどんなことをするかというと、
「勇気づけ」をします。

勇気づけとは、子供の気持ちに寄り添い
共感する態度で接することで、
子供に困難を克服する力を与えること。

ポイントは、
「自らやってみよう」というやる気を引き出す
言葉がけをすることだそうです。

例えば子供が掃除した時には
「掃除してえらいね。キレイにするのが上手だね」
これは褒める言葉。

「キレイになって気持ちいいね。ありがとう」
これは勇気づける言葉。

例えば、子供が100点をとったならば
「よく頑張ったね、すごい」は褒める言葉。

「〇〇ちゃん嬉しそうだね、お母さんも嬉しい」
は勇気づける言葉。

つまり、子供の気持ちを汲み取って、
さらに自分の気持ちを伝えることで
子供と同じ気持ちなんだよ、と
勇気づけてあげる、ということですね。

かける言葉を少し変えてあげる、ということなので
すぐにでも始められるかもしれません。

褒めることも大事

アドラー式子育ては、
褒めない怒らない子育てとも言われます。

ただし、絶対に褒めるな、絶対に怒るな、
と言ってるわけではないのです。

他にもモンテッソーリ教育など、
色々な子育て法が出回っていますが、
どれもこれもしっかり読んでみれば、
「その通りだよなぁ」と納得させられます。

ですので、褒める時は褒めればいいし、
勇気づける時は勇気づければいいし、
叱るときは叱ればいいと思うんです。

最終的に、親子関係というのは
それぞれの親子で千差万別なのですから、
それぞれの親子に、これといった正しい方法が
存在するわけではありません。

ですので、最終的には親の判断で、
親と子供が納得できる言葉を
見つけていけば良いと思うんです。

色々な情報を調べ、勉強し続けるのは
親の役割だと思います。

今日、お伝えしたいことは
親も学びを止めるな、ということでした。


3.今日の名言

金がないから何もできないという人間は、
金があってもなにも出来ない人間である。

小林一三(実業家)

金がないから、金が貯まったらやろう
と思っているとあっという間に
年を取りますね…

やりたいと思ったことは
どんどんやらないと、大変なことになりますよ。


4.あとがき

最後に塾の宣伝を。

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色々とお答えしております。
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本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

明日は
「人生の決断ができない時は…」です。

勉強を頑張るすべての皆様に
「幸あれ!」

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ワカマツ塾長
塾長にビール🍺をご馳走する制度です。いただいたチップはビールに変わり、そのビールは塾長の執筆活動のエナジーに変わります。300円でスーパードライ、500円で生ビールジョッキ、1000円あれば山崎ハイボールあたりを飲めちゃいます。