デュポン社が社員をモルモットに実験し、 環境汚染を隠蔽した実話を映画化 『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』
12月17日に公開された『#ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』は #マーク・ラファロ が演じる実在の弁護士ロブ・ビロットが、ウェスト・バージニア州で数十年にわたり有害化学物質を投棄してきたデュポン社に立ち向かう、実話をもとにした重厚なリーガル・スリラーだ。
マーベル・シネマティック・ユニバースで #ブルース・バナー / #ハルク 役を演じるマーク・ラファロは実生活で環境活動家としても活躍しており、2016年にニューヨーク・タイムズ紙で掲載されたナサニエル・リッチによる記事を読み、映画化のプロジェクトを進行。これまで『#エデンより彼方に』(2002)や『#キャロル』(2015)などセクシュアリティやアイデンティティをテーマに映画を制作してきた #トッド・ヘインズ に監督を依頼したという。ヘインズ監督にとっては異色作だと思うかもしれないが、ヘインズ監督は過去にも『SAFE』や『ポイズン』で環境汚染というテーマを扱ってきたから適任だった。
妻・サラ役に #アン・ハサウェイ 、上司タープ役に #ティム・ロビンス 、ベテラン弁護士ハリー役に #ビル・プルマン などそうそうたる名優たちが脇を固めており、作品に深みを与えているのも見ものだ。通常のリーガル・ストーリーに留まらず、サスペンスフルに仕上がっているのは、秀逸な脚本や、汚染がにじみ出たかのような色調の映像も理由だろう。それでは、映画のみどころを紹介する。