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助けて
言葉を操れば操るほど
嘘をつくのが上手になって
本当と嘘の境界線がなくなっていく
いろんな言葉を聞けなくなって
発している人の感情だけを聴くようになった
嬉しかったんだろうな、とか
嫌だったんだろうな、とか
情報が多すぎて処理しきれなくなったから
感情の箱にざっくり分類して処理をする
すれ違う人の話は
聞いてるふりして聞いてない
言語の情報はなくてもいい
コミュニケーションはとれる
声をあげて
泣き喚くことができるなら
まだ元気なんだろうな
助けてって声をあげる
その直前までが苦しい
他人に助けを求めるってことは
自分はまだ誰かに助けてもらえると
希望を持っていて行動する体力もある
大切な人のピンチには
こっちから気がついてあげたい
ただ隣に座って
一緒に温かい飲み物でも飲みたい