いつもいつでもどんなときも、こころを持つこと
90才のおばあちゃんがご飯を食べられなくなった。
しばらく施設で元気に暮らしていたけれど、
ご飯が食べられなくなって、入院して、
食べれるようになったら退院するよーと聞いていたけれど、
結局食べられないまま退院して施設へ戻ることに。
退院して家族みんなが会いに行けば
きっと元気になってまた食べ始めるに違いない。
そういう判断のもと、施設に戻るらしい。
施設に電話して面会の予約を取る。
「あー、はい。お看取りでの退院ですので面会できますよ」
と施設職員。
今はコロナで面会は通常はできないことになっているけれど、
お看取り前提であれば直接面会できる。
「おみとり」
という言葉がぐさっと刺さる。
そりゃわかってるよ、わかってるけど…
多忙な仕事の中での電話。
きっと施設内で、職員さんの中では、
当たり前に「お看取りでの退院」という言葉が使われているんだろう。
でも家族が聞いたら、かなり衝撃的な言葉。
怒りはわかないけど残念な気持ちになった。
家族の気持ちを想像して話して欲しかったなーと。
電話切った後、隣にいる上司から注意とかされて、
次から気をつける人になってほしいなーと。
他の家族には言わない、言えない。
それを知ったら怒り狂う人もいるだろうし。
わたしもよく覚えておかないといけない。
人と接するときは、相手の気持ちを考える。
あたりまえだけど、余裕ないとできない。
それを、余裕ない時もできるように。
いつでもできるようにしておかなきゃ。