雨傘運動で干された香港スター。欧米にまで広がる中国政府の圧力と、ゲイをカミングアウトしたデニス・ホー
ドキュメンタリーに登場した香港人も逮捕された
中国政府を批判した香港スターが、アメリカでも演奏できなくなった? 権力・グローバル企業が市民の声を押さえつける
モントリオールで育った香港ポップス界のディーバ、デニス・ホー。香港の一国二制度が中国に脅かされるにつれ、香港人としてのアイデンティティに目覚めていった彼女。2012年11月のゲイ・パレードで香港の女性アーティストとして史上初めて同性愛をカミングアウトした彼女は、2014年の民主化デモ運動「雨傘運動」に参加し逮捕される。中国のブラックリストに載ってしまった彼女に一体何が起きたのかーー。
香港の民主化運動を背景に、華やかな歌姫、政治活動家、ゲイのアーティスト、スピリチュアルな仏教徒……様々な顔をもつデニス・ホーの心の旅を捉えたドキュメンタリーが6月5日に公開された。
本作を手がけたのは自身の制作会社をもち、過去30年に渡り数々のドキュメンタリー番組や映画を作り上げてきたスー・ウィリアムズ監督。中国にまつわるドキュメンタリー番組も制作したことのある、輝かしい受賞歴をもつベテランだ。そんな彼女にデニス・ホーとの出会いから現在の香港の状況まで話を聞くことができた。
https://wezz-y.com/archives/91355
『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』
6月5日(土)より、シアター・イメージフォーラムにて公開!
(C)Aquarian Works, LLC
【取材後記】
デニス・ホーさんにインタビューをお願いしようと思っていたが、香港の情勢を聞いてあきらめた。香港はどうなるんだろう…