日本人の知らない日本人No.4
インドネシアのバリ島で頑張る、古谷尚美さん
(グッと!地球便)出演
かばん店のオーナー兼デザイナーとして奮闘する古谷尚美さんと、20代半ばでバリ島へ渡った尚美さん。
尚美さんの店があるのはバリ島・ウブド。
今年で20年目を迎える尚美さんのかばんブランド「SiSi」は、すべてのデザインを彼女が手掛けている。
尚美さんは自分で布の絵柄をデザインし、特注している。
8年前には店の裏手にカフェを作り、今では隠れ家的なお店として観光客も多く訪れる。
20代半ばで婚約が破談になり、精神的に追い込まれていた尚美さん。
ふと思い出したのが、かつて姉2人と訪れたバリの美しい風景だった。
貯金100万円を握りしめ、何の当てもなくやってきたバリ島。
しばらくはのんびり過ごしたが、やがてお金も底をつき、不安に駆られるように、それでも彼女をこの島に留まらせたのは、バリの人々の大らかさだったという。
そんな時、当時住んでいた家の大家さんに「空いている土地があるので何かやったら?」と勧められ、10坪ほどの小さな露店で始めたのが「SiSi」だった。
7年前には、およそ1500㎡の土地を借りて16のテナントが入るショッピングモールを作り、施設全体の運営も手掛けている。今ではショッピングモールのほか、かばん店を2店舗、カフェ3店舗を経営するまでになった。
店を立ち上げて20年、前だけを見てがむしゃらに走ってきた尚美さんは、「スタッフも増えたので、経営者として、みんなを確実に幸せにできるように頑張らなければ」と、さらなる目標を語った。