髪を染めること
32歳にして人生で初めて髪を金髪にした理由は、コロナで会う人会う人同じ話題しか出ないのに飽きたからだった。
「コロナどう?」ばっかりから「髪どうしたの?」に話題が切り替わった時は爽快でした。
お洒落に興味を持ったことがあんまりない人生だったから、髪の毛の色一つでこんなに暮らしが変わるのかーと感心しました。
この休業中、僕は実務を本当に何もしなかった。
(実務っていうのは商売道具の食材に触れる事や包丁を握る事を指す)
日々やっていた事はほぼ空想に近い、クリエィティブな仕事だけです。
ニーズを想像して対策を考える作業。
そんな日々の中で読んだある本の中に、
「普通に生きている人は自由に生きている人を見て憧れを持ち、自分にできない事をやっている人に自分の夢や願望を託す」というような事が書かれていました。
僕はそれを読んで、髪をこんな色にした。
自分がやりたくてやったのが30%、誰かの勇気や希望になるためにやったのが70%です。
飲み屋の店主は自由に生きているイメージ。これを世の中のみんなに持たせなけりゃ楽しくない。
自由に生きてる感じをうらやましく思ってもらいたい。
もちろん、実際には自由でない事もたくさんあるけど、
会社に勤めて自由がないと感じている人よりはずっと解放された生活をしている。
僕はそういう人たちの希望である責務があると思っています。
そういう人たちが「あーゆー人はいいな。いつか自分も自由になりたい。」という希望を抱いてほしいです。
人はご飯を食べようと思ってからご飯を準備して食べます。
まず意思が生まれてそこから行動し、結果を得る。
その意思になりたい。
そういう意思は少し訓練しないと気づけないものだから、僕はある程度ショッキングな事柄を提供しなければならない。
それがわかりやすいのが髪の毛の色だったって事です。
6月1日から生活が元通りになった人がたくさんいるのではないかと思います。
元に戻る事を嫌悪があった人も、もう慣れ始めてないですか?
休業中に抱いた日常への違和感はもっと増大させた方がいい。
それはあなたを本当の自由な人生に導くはずです。