テンプレートで対応してくる人とのやりとりではとにかく左を選ぶ話
前提
わかばさんは選択肢に迷ったとき、あまり深く考えず「左」を選ぶ。
わかばさんはマンション住まい。
抽選会への参加
先日、スーパーで買い物を終えたときのこと。レジを通過すると、店員さんから「抽選会にご参加ください」と抽選券を渡されました。これ、よくあるやつですよね。アンケートか、購入を促されるパターンのやつ。でも、そのとき僕はこう考えました。
僕一人なので、勧誘されても即断れる。
抽選会場が出口の近くにあり、参加しても特に時間のロスはない。
ちょっとした運試しをしてみるのも悪くない。
以上の理由から、軽い気持ちで抽選会に参加することにしました。
抽選の結果と次なる展開
よく見る木製の抽選器を回すと、出てきたのは「入浴剤1回分」。正直、テンションが上がる景品ではないですが、せっかくなのでありがたくいただきます。しかし、ここからが本題。抽選会の担当者がこう話しかけてきました。
「今回、抽選に参加いただいた方にアンケートをお願いしておりまして、タッチパネルでご協力お願いします。」
タッチパネルを手渡され、質問が始まります。
質問の意図を即座に見抜く
最初の質問はこうです。
「電気代が毎月気になりますか?」
この時点で、僕のアンケートの着地予想は以下。
太陽光発電の導入を勧める
電力会社の見直しを提案する
恐らくどちらかでしょう。しかし、僕の状況を踏まえると、このアンケートは最初の質問で終わるべきなのです。そこで、タッチパネルで回答するのと同時に、口頭で次の情報を提供しました。
「僕の家、マンションなんですよね。」
「マンションの管理組合が電力会社を指定しているので、変更できないんですよ。」
これで次の質問は不要なはず…と思ったのですが、アンケートは続きます。
無駄に続く質問
第2問「ご自宅はマンションか戸建てどちらですか?」
第3問「電気代の補助が10月で終了したことを知っていますか?」
第4問「電力会社を変えようと思ったことはありますか?」
全部タッチパネルの「左」に表示される回答を選び、タッチパネルを返却しました。
なぜ意味のない質問が続いたのか?
ここで僕は考えました。なぜ、担当者は僕の状況を把握しているにもかかわらず、質問を続けたのか?
質問をしていたのは、おそらくイベントを委託された会社のアルバイト。
KPIとして「何件回答を集めるか」が課せられている。
時間帯が18時頃で、KPIを達成するためには、効率よりも「数」が優先された。
これらの理由がなければ、あの無意味な質問をするメンタルは持てないだろうと推測しました。
今回の学び
抽選で白(=ハズレ)以外が出ると、ちょっとだけテンションが上がる。
回答を集めるプレッシャーが低い「昼前」の時間帯に行けば、無駄な質問は省略してもらえるのでは?という仮説を得た。
もらった入浴剤は、正直あまり温まらず、香りも微妙だった。