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若葉ことりの詩を集めています。
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#自由詩

【詩】啓示

ただ横たわるだけの生命維持 心臓も制御できず、 肉体の主は息を殺し、 カウントダウンに暇が…

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【詩】渦中

ステンレスのように思っていたきみのこころ 潤そうとしてた そして、ある夜 言葉にならない音…

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【詩】暗号

白紙に戻す 白紙に戻す 捲ればすぐに 巻き戻るのだが 小さな秋が蘇り ぎゅっと抱き締める、…

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【詩】ステンドグラスの夢物語

いちごソーダと拙い幻想を流し込んだステンドグラス 幸せを閉じ込めておける そんな物語 森の…

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【詩】予感する日

いつもより早い帰り道、 宝石みたい太陽の粒が降り注ぐ祝福と カラスが鳴く、つくしが揺れる …

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【詩】夏の煙

異国の日射しを浴びて 緑色のミニスカート揺らして歩く 木陰を見つけたら くしゃくしゃのショ…

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【詩】透明の木

どこにでも行ける 足があるね 飛ぶようにステップ踏んで 石畳だって走れるさ ガラスにも鏡にも映らないぼくは まるで神様のように みんなの暮らしを眺めてさ ひとりぼっちでいつも きみたちの宝箱の中身も、 最後のメダルも知っている 神様はひとりぼっちなんだろうか 暗い夜に冷たい雨 街の灯りがオレンジ色に浮かんでも きみを待つドアはどこにもないのだ 不思議な傘で雨宿りをしていきなよ ぼくだって 命を宿している 藍い世界に佇む月をそのまま透かす ねえ、きみの名前を教えて

【詩】永遠目がけて

窓をあける 大きくあけ放つ すると目の前には宇宙が 見渡しきれないところまで ひろがってい…

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【詩】中指の相棒

大きなガラスのハートのリング 透き通った 遠くの晴れの色 ぐっと腕を突き上げて 太陽にかざ…

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【詩】黒い海

黒い海で 溺れている 凍りついた尾ひれ 凍りついた鱗 酸素が届かない 虹色のからだ 黒い海…

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【詩】雪が降って

雪が降って 地面に積もる 粉砂糖のように 風が吹けば飛んでいく これがもし 粉砂糖ならば あ…

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【詩】はると鬱々

春休みが終わり 娘は幼稚園へゆく バスに乗って ちゅうりっぷ組から きく組になる はずだっ…

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noteに寄せて

なあんにも浮かんでこない なあんでもないものが そこらじゅうに散らかされたへや どうしょう…