オンライン日本語教師はキラキラしてるの?
先日、ある方の主催で「日本語教師の働き方」を聞いて思ったこと。
オンラインで日本語を教えたい。しかしオンライン日本語教師のプラットフォームに登録するとたくさんの先生がいて、授業料が安すぎる。そして授業料を安く設定しても生徒がこない。
私もちょっと考えましたよ。どこかに登録しようかな〜って。その方が楽ですもん。自分でHP作ったって誰も見ないし〜って。でも↑のような呟きを見て、そうだよなと思いました。
ちょっと前に「日本語教師+α」なんていうのも話題になってました。日本語教師だけじゃなくて、何か他にも資格とか特技とかあったほうがいいんじゃないかと。
私も「日本語教師×シナリオライター」なんて言ってますけど、シナリオで売れたことはないし、仕事の役に立ったこともほぼない。同じ日本語教師が多いので、これなら目立つだろうと思ってつけただけです。
隣の芝生はキラキラして見えるだけ
ダイエットでもそうだけど、「こうすれば痩せる」とか分かりやすいキャッチコピーになぜ騙されるのかと思っています。
ダイエットに抜け道はなく、バランス良く食べ、運動し、腹八分目。これに勝るダイエット法はないと思うし
仕事だって抜け道はなく、地道に技術を磨き、信用を得ていくしかないと思います。
技術を磨いて、情報を集めて、発信する。
キラキラしてみえても、実は陰で地味な努力を長くしてますよ。
私だってそりゃ、キラキラには遠いかもしれないけれど、やってますよ。
・Facebookのページに文法や言葉の違いなど載せて発信(週1。無料)
・podcastでジャニーズファンの日本語学習者向けにオタク話を収録して編集して発信(週1。無料)
・Instagramで写真をアップ。擬音語・擬態語など紹介(1、2週間に1回。もちろん無料)
・生徒向けにニュースレター発行(2ヶ月に1回。もちろん無料)
・ニュース記事や雑誌、本、ドラマ、アニメなど情報収集(日々)語彙や文章などの編集、使えそうな箇所のメモ
・傾聴、コーチング、テキストの使い方など講座受講(月1〜2回ぐらい)
・これ(note)も一応営業に入るのかな(週1回ぐらい?もちろん無料)
これらは授業と授業準備以外で、集客や営業に関する仕事です。しんどいのは週1で続ける発信。私はこれでもやっとだけど、毎日とか週に2、3回youtubeとかツイッターとかで発信している人はたくさんいる。それも無料で。
集客ってそういう地味だけどしんどいことをコツコツやってきて、ある日実を結ぶのですよ。今まで無料で見てきたけれど、この人はずっと続けていて信頼できるし、この人のコンテンツは好きだし、お金を払ってもいいからもっと詳しく教えてもらいたいとか、誰かを紹介したいと。
もしプラットフォームじゃなくて、自分でやってみたいけど、集客が心配という人は、何か一つ、得意なものでいいから、週1でも2週に1回でもいいから、ずっとターゲットとする学習者を想定して発信し続ける。ここから初めてみてください。とりあえず3ヶ月。
そうするとちょっとずつ、周りに協力者が現れることに気がつくはず。すぐに仕事に結びつかないかもしれないけれど、いつもチェックしてくれる人、同業でアイディアをくれる人・・少しずつ、そこから繋げてください。
そうやって、細々とつなげてやってるだけです。私の場合。
きっと他も。「これをしたらOK」みたいな魔法の方法や、努力しないでも到達するキラキラした道なんてないように思いますよ。みんなもがいてますよ。
*学生アンケートに傷つく、セルフブランディングのお悩みなど受け付けてます。