返事の仕方で、話の目的が変わる
こんにちは。
楽な生き方のデザインと日本語教師をしています。ワカです。
同じ話を聞いても、返答次第で話の流れは変わりますよね。
例えば
生徒Aさんが「文法に自信がないし、話すのが怖いんですよね」と言ったとしましょう。
あなたなら、どんな返事をしますか?
1.「えっ?そう思ってたんですね。Aさんは上手だと思いますけど」
2.「どんな時に自信がないと思ったんですか」
3.「日本語を話すのが怖いと思っているんですね」
どれが正解というのはないです。
ただ、返答次第で話の目的が変わってきます。
1.「えっ?そう思ってたんですか。Aさんは上手だと思いますけど」
(相互理解的)
…相手があなたの意見を聞きたい場合。お互いの情報共有をしたいと思っているなら、これかな。
2.「どんな時に自信がないと思ったんですか」
(コーチング的)
…相手が勉強方法に悩んでいるから相談したいという場合なら、これかな。
3.「日本語を話すのが怖いと思っているんですね」
(カウンセリング的)
…相手が勉強を楽しんでない感じ、精神的に疲れている場合なら、これかな。
注意すべきは会話相手が何を期待しているか。どんな立場で話せばいいか。
1は同等
2と3は、こちらが支援者的な立場になります。
相手が相談したいと思っていないのにこちらがコーチングしようとしたり、悩んでいないのに、こちらがカウンセリングしようとしたりすると、話が進まなくなって、相手がモヤモヤしだすかも。