見出し画像

疲れが吹き飛ぶ!「本格スパイス・チャイ」のつくり方

こんにちは。
和漢薬膳師のem.🌿(えむ)です。
梅雨ですね~
この時期は何かと不調を感じやすい時期。
私自身もそうですが、知り合いのママから聞いたところによると、東京が梅雨入りしてから、子供たちも低気圧頭痛や季節の変化でダウンしてしまい、保健室は大賑わいなんだとか💦


今日はそんな梅雨の疲れと不調を吹き飛ばす
「本格スパイス・チャイ」
をご紹介します☕✨


こちら(梅雨の不調の原因「湿邪(しつじゃ)」)のコラムでもご紹介しましたが、梅雨の「湿気」が体内に入ると胃腸が弱り、不調が出やすくなります。胃腸の機能が弱ると消化力も落ち、未消化物が溜まってお腹が張ったり、ガスが溜まったり、便秘になったりするほか、吐き気、疲労感が取れない、だるさが抜けない等の不調も感じやすくなってしまうのです。
それでは早速作り方のご紹介です💖

〈作り方〉

意外と見つけにくいホール状のスパイス。
私はKALDIで購入しています。
製菓材屋や良いスーパーだと、大容量すぎたり高かったりするので、私は(写真左、中央)「SPICE FACTORY」のものが使いやすい少量サイズ&価格もお安いので重宝しています。

材料(2人前)

紅茶パック 1袋
(アッサム/ルフナ/ケニア などお好みで)

・水 250ml
・牛乳(または豆乳) 200ml
・砂糖(あれば「きび砂糖」がおすすめ) 適量
・シナモンスティック 1本
・カルダモン 2~3粒
・クローブ 2粒

check!
●アールグレイは柑橘の爽やかな香りを楽しむものなので、チャイには合いません。スーパーではアッサムが一番手に入りやすいかもしれません。
●中医学で「水毒」状態、アーユルヴェーダで「カパ」タイプの方は、牛乳だと冷たくて重く胃腸が疲れてだるさや疲れにつながってしまうため、「豆乳」がおすすめ。
●スパイスはすべて粉末ではなく、ぜひ「ホール」状のものを使ってください。香りが素晴らしくリッチな味わいになりますよ♪ 
●チャイは妊娠中でもお飲みいただけますが、カフェインやスパイスにはさまざまな作用があるので、多飲は避けましょう。心配な方はお医者様にご相談ください。


茶葉はこちら↓を使っています。安くておいしい!


作り方


①小鍋に水とスパイスを入れ、沸騰するまで強火で煮出す(シナモンは包丁で大まかに砕く。カルダモンは中の黒い種を取り出し、皮は大まかに割く。クローブはホールのまま使う)。

②沸騰したら中火に落とし、スパイスで水の色が茶色くなるまでしっかり煮出す(水の色が変わると香りがとても良くなります)。

③火を止めてから鍋に茶葉を加え、2分ほど置く。

④牛乳またはミルクティを小鍋に注ぎ入れ、沸騰直前まで温める(沸騰してしまうと分離するので注意!)。

⑤茶こしで濾しながら容器に注いで完成♪

出来立ての1杯はお気に入りのパラゴンの茶器に注いで優雅にティータイム。
冷蔵庫で少し冷やしてグラスに注いでも◎。


薬膳の世界ではシナモンのことを「桂皮(けいひ)」と呼びますが、体を内側から温め、未消化物を浄化、解毒する作用があり、弱った消化を助けてくれるほか、血行を促進して体を温めてくれる作用があるので、女性ならではのPMSや月経痛などを軽減する漢方薬にも処方されているほど、その効果は広く知られています。

胃腸の働きが落ちる梅雨~夏は、消化力をアップしてくれるスパイスがぴったり!
「夜眠れない」「冷えが気になる」方にもおすすめのドリンクです✨
思っているより簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね♪


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
またここでお会いしましょう。

em.プロフィール

アラサー主婦。和漢薬膳師、アロマテラピー検定1級、アーユルヴェーダ勉強中。大学在学中タイに渡り、タイ古式マッサージ(チェンマイ式)スクール受講終了。幼少期より、母の影響でハーブやアロマに囲まれた生活を送る。趣味:フランスアンティーク食器集め、おうちカフェ。

いいなと思ったら応援しよう!