屋久島でこどもを産んでみる その2
屋久島に移住する際、結婚も子育てももうないだろうと心していたのに
不思議な事があるもので。
数年前の私へ「離島でこどもを産むよ」と伝えたら、目玉が飛び出てると思う。そんな私の備忘録。
こどもと未来を繋ぐ
環境保全や持続可能、SDGsなんて言葉が当たり前のご時世
特に屋久島は自然豊かであり、この環境を未来に繋ぎたいと思う気持ちが強い人が多いと思う。私もそんな一人でした。
けれど今思えば実感みたいなものは薄く…、そして今、ちょっとずつ濃くなってきています。
理由は「未来に生きるこども」が自分の身の回りに増えてきたこと。
自分のこども問わず島生活ではこどもが身近で、そうであればあるほど「この子たちが生きていく未来」というものも身近に感じられてきます。
ましてや自分のこどもが生きていくのか、と思うとなおさら。
島で出会う人たちも同じ感覚なのか
「おめでとう」という言葉の他に、「地域の宝」という言葉をもらうこともあり
私以上に自分事のように喜んでくれる方が、驚くほど多くいました。
これは本当に、慣れないぐらい、驚くぐらい、多い。
果たして私はこの先、そんな大人になるのだろうかと不思議に思うぐらい。
みんなでこどもを未来に繋いでいける環境にいるんだなぁ…と
有り難く思います。
マタニティグッズやベビーグッズ
マクドナルドもコンビニもない離島、屋久島。
そんな場所に西松屋、赤ちゃん本舗、ベビザラス…?そんな店などあるはずもなく。
思えば靴屋や眼鏡屋なんてものもない。
妊娠、出産関連のものはどうしたら…?
ひたすらSNS、通販
でもそればっかり見てると疲れてしまうし、どれがどう良いのか実物を見る事もできず。
おさがり
幸いにも私は「何でもあるものを使う」楽天主義。
この方針は屋久島で暮らすにもあっているなーと感じており、離島ゆえ「ないものはない」「どうにかする」傾向が強いと思います。
マタニティやベビーグッズは新品じゃないとちょっと…という方は
里帰りするか、一旦島を離れた方が良い気がします。
そして島にはおさがりを譲ってくれる文化があるもよう!(時と場合によると思いますが)
自分で何買ったかな?というぐらい、おさがりで助かってます。今のところ。
産んだ後に何が必要だったか、また分かってくるかもしれないので
それはまたその時に備忘録として振り返ってみようと思います。
臨月突入、今のところ、ほぼ何も買ってない。
入院するのに雑巾のような下着じゃ恥ずかしいね、と最近下着を買ったぐらいか。
(誰に見せるわけでもないのですが…)