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大学生活が楽しかったのはあの日の私のおかげ

ドキドキでワクワクの大学1年生

大学の入学式が終わり、いよいよ大学生活が始まった頃。
引っ込み思案ながら学部に友だちもできました。

この時期大学では新入部員獲得のために各部、各サークルが一斉に勧誘活動を始めます。
私の大学も例外ではなく、授業が終わるたびに道の両サイドがビラを持った先輩方で埋め尽くされました。

私はバレーボールサークルに入りたくて情報が欲しかったので、差し出されるビラは全部受け取りました。
特になにかをする予定のなかった友だちも私につられてビラを受け取ります。
人込みを抜けたところでもらったビラを確認しましたが、バレーボールサークルのものはありません。
早くも新歓コンパが始まっているところもあると聞いていた私は焦りました。
すると!
友だちが持っているではありませんか!
友だちはいらないからとくれました。
ビラには練習場所や日時と代表者の電話番号が書いています。
それだけでも十分でしたが、少しの逡巡ののち意を決して直接もらいに行くことにしました。
引っ込み思案だった私にしてはなかなかの選択でした。
でも、大学生になり新しい土地での一人暮らし、私は自分の力で楽しい大学生活を切り拓くんだ!とこのときに決意したのです。

「バレー部で~す!」と声をあげる先輩を見つけ、ここでも一瞬ためらいましたが意を決して声をかけました。
そうしたら、とっっっても喜んでくれて、その場でアドレスも交換して、いろんな情報ももらえました。

それでその日からメールのやりとりをして、先輩がいい人そうであることはわかりました。
直接声をかけたことで顔と名前を覚えてもらえていたので、ひとりぼっちで参加した説明会も体験入部(入会?)もこわくはありませんでした。
それどころか楽しくて、メンバーも明るくて、その場で入部を決めました。

無事入部!でも…

大学の部活ってどういうイメージですか?
私はめちゃくちゃ厳しいイメージでした。
本気の人だけが集まり、毎日練習があるのは当たり前。もちろん朝練も毎日。

だから大学に入ったらゆるーいサークルに入ろうと思っていました。
しかし私が入ったのは部活。
はい。間違えて入りました。
練習が週4回なんて言うもんだからサークルだと思ったんです。

体験入部でも新歓でもみんなバレー部って言ってるなぁとは思っていました。でも「なんでやろ?クセかな?」と頑なに認めませんでした。
部活であることに気付いたのは正式に入部して1週間ほど経った頃でした。

果たして「部」でやっていけたのか?!

結果として部活に入って大正解でした。
今思えば当然ですが、バレーボールサークルは完全に遊びでした。
勝つよりも楽しむ。
一度大会メンバーが足りずサークルから1人借りました。大会が終わってサークルに戻った彼女は、部の真剣さが抜けていなかったためサークルメンバーに引かれたと言っていました。

部活を通して一生忘れない思い出もできたし、一生モノの友だちもできました。
これはサークルでも得られたかもしれません。

みんなで本気で勝つことを考え練習して、思う存分バレーかできました。遠征でいろんな地域にも行けました。全国各地の大学生とバレーができました。
これは部活ならではでしょう。

あの選択をしたから

あのとき先輩に声をかけに行く選択をしたから。
それで勢いづいて体験入部に行けて、バレー部に飛び込むことができました。
その後も楽しい大学生活はどんどん加速していきます。
すべてあの選択のおかげです。

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