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家政夫との結婚についてすごく考えてしまった。

私の家政夫ナギサさん。

毎週楽しく見ていたので、先ほど録画していた最終回を見て唖然としてしまいました。そっか…そこにオチがいくんですね。

前提として、本当に楽しく見ていて頑張るメイちゃんに勇気づけられたし、ナギサさんに癒されたし、田所さんに夢見させていただきました。
特に20代女性の細かな「あるある」はゾッとするほどリアルで本当にメイちゃんを友達のように感じていました。
毎週の楽しみをありがとうございます!

ただ欲を言えば、働く現代女性としてメイに共感しながら見ていたので、彼女が理想の夫を見つける話に落ち着くより、彼女が自分らしく働くための選択として徹底してくれた方が嬉しかったかなって。
この2人が結婚するのは確かに物語として納まりはいいですが…そ、そっか…好きなんだ…うーん…

全てセリフで言っちゃうところとかは、忙しく働く女性がターゲットなので良いのかなと思います。
画面や芝居だけで伝える事をあえてしなかったのだろうなと。
なんやかや家事とかスキンケアとかしながら見ますからね。

ただ個人的にはキュンとして欲しいところまで全部口で説明しなくてもいいのかなって。
余韻が欲しかったですしいまいち情緒に欠けていて、これ恋愛や結婚に落ち着ける必要あったのかな?って。
お互いが好き合ってる理由はきちんと説明してくれたけど、きちんとしすぎてて白々しいと言いますか…
最初から決まった結末に向けて必要なアイテムは全部拾ってちゃんとセーブしながら来ました!みたいな感覚と言いますか…2人が結婚する意味ありました…?と思ってしまいました。

逆に、例えばこれが大袈裟な演出とどすこい演技でやってくれたなら、とてもキュンとした思います。同じ方が作られているおっさんずラブのような。
おっさんずラブはあれだけファンタジーなのにどの登場人物からも「歳の差も同性であることも全て吹き飛ばせ!!うるせえ好きなんだ!!」という情熱が端々に感じられました。

どうしても歳の差を吹き飛ばすほどの強い気持ちも、互いじゃなきゃダメなのだという恋情も、メイとナギサさんには感じなかったんです。
ナギサさんの夢である「お母さん」に甘えちゃってるように見えてしまいました。
もしくは逃げ恥でいうところの「好きの搾取」です。

私はこのドラマを恋愛ドラマとして見てなかったんだなぁ…
結婚するならもっとがちゃがちゃごちゃごちゃ「恋愛」をしてほしかった。
自分にとって都合のいい男性を夫に選ぶ夢のお話のように感じてしまってごめんなさい。

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