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オンスクリーンデザイナーのためのコミュニティ「Pixel Playground」


はじめに

こんにちは!8月ももう終盤です。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
毎日暑いですが、窓際で育つ豆苗のごとく、今回も元気いっぱい発信して参ります🌱 ぜひ最後までお楽しみください。

私は半分ずつ収穫します

時間が過ぎるのは早いもので「視伝研」、なんと設立から2年が経ちました…!🎉(わーい)
これまで視伝研は楽しく真剣に「架空のUIデザインについて考えてみる」や「誰が一番AIを愛しているか」などのテーマに沿って、メンバーそれぞれが独自の視点で研究内容の発信を行ってきました。(↓過去の記事はこちら💡)

ゆったりペースではありますが、これからも、ひらめきと面白さを探し求め活動に励んでいく所存です。業務の傍、自分たちのデザインを広く楽しんで拓いて行けたらいいなあ、と思っています。🌞

さてそんな視伝研ですが、ここ1年で新しい試みが一つありました。
なんと、日頃の研究活動を行う傍らで株式会社CONCENTの方と協力し、成果発表や社外交流の場としてオンスクリーンデザイナー向けに、「Pixel Playground」(以降PPG)というイベントの企画・運営を始めました。

そして実は先日、めでたく「3回目」が実施されました〜!🎉(急ピッチ)

開催にご協力、ご参加いただいた皆様ありがとうございました!!

2024年上半期は慌ただしく、なかなか活動記録を残すことができていなかったのでそろそろ重い腰を上げねばと思ったことはもちろん、全3回の実施を振り返ってみて、デザイナー同士が会社の垣根を超えて(気負わずに)集まることができるコミュニティに私自身、大変意義を感じましたので、私たちが行った「PPG」についての活動記録はしっかり書き残さねば、、と思った次第です✏️


Pixel Playground 実施背景

さあ、視伝研メンバーはこれまでの活動を通して、個人の背景や環境・職能によって同じテーマに対してでも全く異なる視点が見つかることの面白さを実感してきました。
また、私たちが大切にしている個々人が持つ閃きの可能性や発想の豊かさをさらに加速させるためには、もっとたくさんの頭脳や経験が必要だと認識しました。そうして外部交流を図るため、PPGの企画が始まりました。

PPG概要

最終的には以下の目的のもと、イベントが実施された

デジタル領域を中心としたオンスクリーンデザイナー向けで、自社内に限らないオンスクリーンデザイナーの情報共有や、ゆるいコミュニティやコネクションをつくるのを目的に、セミナーのような一方通行ではなく、参加者同士が日々のデザインについてアレコレ話ができるフォーラム形式の場

イベントの初期検討時点で、株式会社CONCENTの2名の方と協力して企画を進めて、さらに視伝研コーチの江辺さんにもご尽力いただき、1社の視点に囚われないひらけた企画にすることができたと感じています。
そしてCONCENTさんの素敵なオフィスをお貸しいただけたことでPPGの開催は実現しました…!!(改めて本当にありがとうございました!!!)

コンセントさんオフィス「amu」をお借りして

オンスクリーンデザイナーのためのコミュニティ

概要に、「デジタル領域を中心としたオンスクリーンデザイナー向け」と記載しているのは、私たち視伝研メンバーがUIデザインを核にしたデザイナーであることが理由です。
参加の対象者を共通点の多いであろう同職種に絞ることによって、個々人の環境と背景が、仕事の仕方や考え方にどのように影響するのか着目しやすく、短い時間でより深くお互いを知れるのではないかという意図から決まりました。

同職種というのは、一般的に言うUIデザイナーやサービスデザイナーを指します。職能についての定義が会社によってはまちまちだったため、デジタルデバイスのデザイナーを示す意図で「オンスクリーンデザイナー」と表記、募集することに。📱

良い参加者体験を作るのって難しい!

さて、どんなイベントにしたいかの理想を考えることと、実際に何をすれば理想の状態になるのかは全く別問題で、やってみないとわからないことも多く、1回目の企画ではいくつかの課題に頭を悩ませました。例えば、

  • 異なる企業同士の参加者が、どうしたら安心して対話できるか

  • 初めて会うメンバーが短時間で「ゆるく交流」するのに適切な間合いはどうしたら生まれるのか

といった課題です。
当時はイベントのイメージも漠然としていて、柔らかかったので、課題に対してのアプローチ方法の検討と並行してアイデアを出し合い、ゆっくりと体験とプログラムの設計を固めていきました。
(上記の課題に対しての検討結果の例↓)

「異なる企業同士の参加者が、どうしたら安心して相談できるか」
まずは参加人数を少なくしたり、同職種に対象を絞ることで悩みなどを共有しやすくできるのではないか、と考えて参加人数は20名程度、知り合いの方繋がりでお声掛けさせていただくような方針に決定しました。

「初めて会うメンバーが短時間で「ゆるく交流」するのに適切な間合いはどうしたら生まれるのか」
こういったイベントの時「張り切って参加したけど誰にも話しかけられなかった」「共通点がわからなくて話題がそこをつきた」といった状態がストレスになり、ゆるい交流が生まれるのを妨げているのではないか、、と考えました。
なので、「自動でシャッフルされる」「1人の人と長く話さなくても良い」「困った時の助け舟が用意されている」状態になるようにプログラムを検討しました。

「ゆるい交流」の解決策として参考にしたのが「ワールドカフェ形式」です。数回タームを設けて小さなグループ単位で会話を行うので、誰かに話しかけに行く必要はないし、対話がしやすい雰囲気が生まれます。
さらにこれに合わせて「お茶会ボード」として、事前アンケートで募集した参加者が興味のある話題がいくつも書かれた紙を配布することで、自分と相手の関心のある話題を選んで会話を進められるようにしました。
(便宜上「ワールドカフェ」と呼んでいますが、今回は1つの問いについて議論を行う目的はないので、あくまでワールドカフェの型を参考にして使っています。)

配布したお茶会ボード

そして、PPGのプログラムのたたきが完成。最終的には「参加企業ごとのLT会」「ワールドカフェ」の2つの企画を実施することにまとまりました。

プログラム
-オープニング
-参加企業ごとのLT会
-ワールドカフェ
-懇親会
-クロージング

当日のながれ

参加企業ごとのLT会

視伝研(ゆめみ)、CONCENTの他、参加表明をしてくださった企業の数社で実施しました。1社につき最大10分程度。テーマは基本的に自由でしたが、初めてだったので必須で答えてほしい簡単な問いを事前に打ち合わせ、各社の特徴・違いがわかりやすく出てくるような工夫をしました。

👀
LT会では、企業の評価基準や職種間の役割の違いなど、内部でしか聞けない生っぽい悩みも話していただけたおかげで、経営についての関心が高まったり…!?

ワールドカフェ

25名程度で7〜8グループに分かれて実施。
事前にLTを行っていたため、それぞれの所属する組織への理解が築かれた状態で対話に移ることができたようです。1ターム15分ほどで、初めはみなさん緊張されていましたが、回が終わるころには時間がもっと話していたかったー!の声が。

👀
他の企業の熟練デザイナーの方にプロジェクトの進め方やキャリアについての意見を伺うことができました。会社の文化は人で出来上がっているんだなあとか、他者視点での発見がたくさん見つかり、自己理解も深めることができました。

2回目以降の実施記録

2、3回目も1回目の反省を活かしながら、LTのテーマや座組を変えて実施しました。
2回目の開催では、ゆめみの新進気鋭なデザインメンバー(強め)がデザインについての気づきや自身で行ったデザイントライアルについて発表してくれました!🎉

当日の様子↓

LTの様子
お酒を片手にゆったりした雰囲気で

参加してくれた2人の取り組みがわかる記事がこちら↓


そして3回目の開催に至ってはSTUDIOさんのオフィスをお借りして開催。ロゴマークのアートが印象的で素敵なオフィスでした…!!!
(参加企業さまのご厚意あって毎回素敵な環境で開催できていることに感謝です、、、😭🙏)

3回目についても会場の雰囲気をちょこっとお見せします↓

LT会
ワールドカフェ
懇親会の様子

お越しいただいた皆さんのご協力もあり、運営の立場でしたが1参加者として楽しむことができました!終始和やかな雰囲気で進み二次会へ。平日夜の恵比寿の街は煌びやかでした。

PPGの次回開催についてと今後の視伝研👀

次回PPGは、具体的な開催日は未定ですが、冬ごろの開催を予定しています!
今後も視伝研は、様々な人の哲学が集いひらめきが起こる場を目指して、楽しいイベントを企画していきますので、視伝研の目指す楽しさに共感していただける方はぜひ開催についての続報を楽しみにお待ちください!✌️

また、PPG以外でも、メンバーがそれぞれnoteで研究発表を行っていきますのでそちらも要チェック!下半期も(は)やっていくぞ〜〜⚡️
ご期待ください!

マガジンの最新記事はこちら↓

なお、PPGは継続的な実施を検討しております。この記事をお読みいただきご興味を持たれた方は、お気軽にお問い合わせください。団体でも個人の方でも大歓迎です↓


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