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夏だ!プールだ!はもうできない?

信じられないくらいの連日の暑さ
室内から一歩出ると呼吸ができないほどの蒸し暑さに、命の危険を感じてしまいます。

私の子供のころは、まだ帽子をかぶって、時折、日陰で休憩するように言われるぐらいでした。
外で遊ぶことはできていたし、夕方にはその暑さも和らいできて、夜の始まりもまたワクワクしていたものです。
夏の長い一日を楽しんでいました。

確実にそのころとは違う…。
地球が変わり始めていることに、嫌でも突きつけられている気がします。

だから、夏はプール!川遊び!水遊び!
暑い夏を、涼しく、楽しく乗り切るあそびですよね。
夏の思い出として、ずっと記憶にも残っていくと思いますが…


今年度でうちの園は、完全にプールは撤去されました。

毎年起こってしまう痛ましい事故からリスクを取らないという選択。


やはりどんなに注意して監視していても、絶対安全とは言えません。
大事な子供たちの命を預かる身としては、経験することよりも安全を優先しようという判断からです。
立派なプールがある環境だったので、それをなくすというのは、いろいろ葛藤もありました。


プールあそびのねらい

  • 水に親しむ

  • 夏ならではの、大胆な遊び

  • 水の中で身体を動かすことによって、身体つくりにもなる

  • 水の性質に対する感覚を豊かにする

などがあると思います。
保育計画では、夏の月の、ねらいとも言えますよね。


プールがなくなるまでの過程としては、コロナの始まりが、きっかけだったと思います。

  • プールあそびをしない(できない)ということを決断した。

  • 水遊びでも、熱中症の危険がある。

  • プール事故報道から、園での見直し、研修を受けることで、保育士の意識も変わってくる。

当然監査からも、安全、環境の見直し、今まで以上の厳しい基準を求められます。
今までのプールあそびの概念ではない、保育の見方になってしまったように感じます。


これはうちの園の見方であって、十分に安全面に配慮されて、プールを実施してある園がほとんどだと思います。
危ないからやめるという選択ばかりでは、大切な育ちや経験も失ってしまいますよね。

園の理念・特徴がまず基準としてあり、どう保育をとらえて、保育士の共通認識をするかで、見方は大きく変わります。

行事は特にその意味を持つような気がします。
うちの園では…という会話をするように、正しい、間違ってるという問題ではないんですよね。


だったら、これから、水遊びで楽しむしかありません。
どのクラスも工夫して水遊びを盛り上げています😀


だけど、、ふと、、
私はまだプールの跡地に目をやってしまいます。

そこにプールがあったことを知る人は少なくなってきて、
真夏の空に響き渡っていた子供たちのはしゃぐ声や、水しぶきがもう聞こえてこないんだな…
と思うとやはり寂しい気持ちもまだまだ大きいですね😔




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