学校が辛い子供達、居場所がないと感じている大人達へ
あっという間に8月。
この調子で、子供達の夏休みも瞬く間に過ぎちゃうんだよなぁ。。なんて思っているせいか、このところ自分が小学生だった頃の夏休みをよく思い出す。
その中には楽しい思い出もたくさんあるけど、思い返せば今でもちょっと胸が痛む記憶も。
夏休みの間、学校のことを思い出すたびに「まだ夏休みは○日あるから大丈夫」と自分に言い聞かせていたあの頃の私と、もしも話すことが出来るならいったいどんな話をするだろう?
「あの辛い体験があってこそ今の私がある。」とは思うけど、「生きていれば楽しいことがある』なんてことを言ったところでイジメに悩む小さな私は救われない。
ひたすら話を聞き、一緒に戦略を練る。
これに尽きるだろう。
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先日、息子の学校の公開授業を参観しにいくと、子供達がフルーツバスケットというゲームで盛り上がっていた。
30席弱の椅子を並べた円の中で、空き椅子を探し右往左往する子供達を眺めながら『子供の世界はこんなに狭かったんだ』としみじみ。。
最近はさまざまな理由で学校にいけなくなってしまう子供達が増えているけれど、こんな狭い世界の中で子供達は悩んだり苦しんだり、時には命を落としたりしている。
世界はもっと広く、社会は同い年の人間だけで構成されているわけじゃないことを子供達がもっともっと知れるといいのに。
そんなことを考えながら学校を後にした。
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人は『第1の場所=家』と『第2の場所=学校や職場』以外に、『第3の居場所』を持つと生きやすくなる。
学校が辛い子供達、居場所がないと感じている大人達は、『いつもの場所』の外側に目を向けて、趣味の集まりや、没頭出来る習い事、犬の散歩仲間、SNSを介した交流、児童館、図書館、公園、河原、、、適度に人がいて『自分が心地よくいられる場』を持っておくとよい。
もし、まだそんな『場』を持ってない子供達が身の回りにいるなら、自分とは年齢層が違う人がいる所や、素のままの自分でいられそうな場所に行ってみるよう伝えてあげて欲しい。
そういえば学校が辛かった小学生時代の私が見つけた『第3の場所』は、廃品回収場で出会って以来、見ず知らずの私に毎月沢山の漫画やお菓子をくれたご近所の奥さんのお家だったな。。
今の私があるのは、あの奥さんと漫画のおかげ。
ありがたい。
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