奇跡のボクシー大集結
最初にお断りをします。今回は、一般には「しょうもない話」ですが、私にとっては「奇跡」と呼びたい出来事があったので紹介させてもらいます。
◆松江の中心で○○を叫びたい
毎日40キロ近くの道を自家用車で通勤している。松江市内中心部の勤務先に近づくと渋滞が始まる。県立美術館から宍道湖大橋を渡るころにはいつも渋滞し、たくさんの車が並んでのんびり進んでいく。
2車線のうち、私はその先で左折するので左側。隣の右側の車線はいつも車の進み具合が速い。ぼうっと眺めていると、黒いボクシーが2台続いてきた。
同じ車種が2台続くのはよくあることだろう。そして、次はどんな車かな?と期待していると、何と3台目もまた黒いボクシー!3台続くのはかなりの偶然の確立だなと思う。よく見ると1台目と3台目は同じ型のテールライトで、真ん中はナンバープレートから少し古い型のようだ。
ボクシーに乗っている人は気づいているだろうか。一つ前の車への意識はあるだろうけど、3台目の人は3台続いていることに気づけているだろうか。黒いボクシーが3台連なっていることを知っているのは、ここにいる人間の中で私しかいないのではないか。
こんな奇跡を誰かに伝えたいがどうにもならない。ひょっとしたら、よくあることなのかもしれない。でも、それに気づいた私にとってはものすごく珍しいことに思える。
「みなさ~ん、同じ車が3台続いているぞ!」と松江の中心で叫びたい衝動を必死で押さえる。
そして、まさかの4連続を期待している私。そっと次の車が来るのを待つ。
あっ、残念。ホンダの白いN-ONEだった。そうは問屋が卸さない。ため息をついた私が3秒後には思わず息をのんだ!その後にやってきたのが何と黒いボクシーだった!!
「みなさ~ん、黒いボクシーがこんなに集まっています!!」と心の中で叫んでいました。
■黒Boxy-■黒Boxy-■黒Boxy-○白N-ONE-■黒Boxyという奇跡の■黒Boxy大集結が起こっている!
これがオセロなら○白N-ONEも■黒Boxyにひっくり返るぞ!(知らんけど。)
◆Boxy(ボクシー)大集結!の謎
なぜ私はこんな奇跡(?)に出逢うことができたのか考えてみる。
・黒ボクシーが人気車
ワンボックスカーの中で、一番売れているらしい。世の中にたくさん存在していれば連続4/5という確率も生まれるかも…。
・ボクシーが潜在意識の中にあった
数日前に新車のボクシーを1年間待って納入された知人の車を見せてもらう機会があった。半導体不足の影響で「1年待った新車」ということで、私の頭の中にボクシーのことが記憶されていて、すぐに気づくとこができたのかも…。
この奇跡のボクシー大集結のことを誰かに知ってほしくて、(そんなこと知らんがなという外野の声を無視して)noteに書いている私。
・何気ない日常の中から、自分なりの気づきを見つけていこう。
・意識次第で、日頃気づかないことも見えてくる。
・二度あることは三度ある。四度目もあるかも。と思うことも大切。
何か教訓めいたことをこの「奇跡」から導きだそうとするのは、教師の性(さが)か。
◆次の日は?
そして、翌日。それは「単なる偶然でしょう」という私の心の冷静なおとなの声に対して、次の日にまた黒いボクシーを探してみる。
なかなか出逢わない。
しかし、1台見つけた!後続車は…やった!黒いボクシー!!2台続いている。3台目はなかったが、やっぱりボクシーが集まる場所なのかもしれない。
「わたしの勝ちです!」私の心の中の熱い天使の子がにやりと笑った。