中・高・大学と10年間女子高に通った女子が30手前になって思うこと。

私は現時点では人生に後悔はなく、今が一番楽しいと思っている。
だけど、もし過去に戻れるならどこに戻りたいかと問われると、間違いなく高校か大学と答えるだろう。

過去の自分は本当によく頑張っていて、その頑張りのおかげで今の私があるのだから、本当にありがとう、よく頑張ったと褒めてあげたい。
だけど、一つだけ過去の自分に向かって泣き叫んで怒っていいと言われたら、間違いなく「私の青春を返せー！」と伝えるでしょう。

同じ女子校生活を送っていた周りの女の子でも、中学や高校で彼氏がいる子はいた。でも、ほんのわずか、ごく一部。女子校も女子校で、男子がいないから変な気を遣わなくていいし、特に私の通っていた学校はカースト制度的なものがなく、みんなが仲良くて本当に楽しかったのだけれど、何が物足りないって、恋愛というジャンル。

私は派手すぎず地味すぎず、いわゆる普通の子。特別目立つこともない、成績もまぁまぁな平凡な子。内向的でも外向的でもない、だから恋愛とは無縁の生活だった。
大学は、栄養学科に行きたくて受験をしていたから、必然的にその学科のある学校のほとんどが女子大で、選択肢が限られていた。その時点で恋愛とは無縁の6年を過ごしているから、もはや大学生になってからの恋愛なんて考えてもない。むしろ、栄養学が学びたくてしょうがない超真面目ちゃんだった。
そんな調子だから、初めて彼氏ができたのは大学3年生の時。街コンで知り合った年上の人だった。

今振り返れば、学生時代と社会人になってからは、かけられる言葉が全然違う。そう、社会人になってようやくあか抜けたのだ。
大学の時にもおしゃれにもメイクにも興味があって、それなりに気を遣ってもいたけれど、かわいいとか美人とか、今言ってもらえるようなことはそこまで言われなった。

恋愛経験を持ってこの歳まで来れているからよかったけど、社会人になってから嬉しい言葉をかけられるようになった今、そんな言葉を頂ける要素を持ち合わせているのであれば、もっと早くから言ってもらえるように自分磨きをしておけばよかった、自分磨きに意識がいくような環境に居ればよかったと思う。
そして、恋愛をする楽しさや苦しさ、恋愛でしか感じられない幸せをもっと早くに知りたかったと思う。好きな人がいるって本当に素晴らしいことだから。

と、独身フリーの女子がぼやいてみる。
大学時代の彼はそうでもなかったけど、社会人になってから長く付き合った人から学んだことは本当に多いから。

若者よ、今のうちに死ぬほど恋愛しておけ！！
ただし、体だけは大事にしろ。