北詰至
★自作の短歌と短歌にまつわるエッセイを掲載しています。不定期更新。 ★2019年11月まで テレビ東京の「家ついてってイイですか(明け方)」の登場人物に思いを寄せて短歌をつくっています。 色んな人生があるけど、最後ハッピーだって思いたいですね。
金曜夜の添い寝ラジオ。 北詰若菜です。このポットキャストは好きな歌人の方の短歌や、自分で作った短歌について、勝手にあれこれ想像しながらおしゃべりしています。 まったりしたBGMにのせてまったり配信しています。 おやすみ前にどうぞ。
サウナと短歌と音楽をこよなく愛するサウナ歌人こと「きたづめサウナ」がosmo pocketを片手に街をほっつき歩きます。 基本無言ですがたまに喋ります。
短歌ができるまでの過程は、その時々で違うけれど、創作をあきらめそうなあなたに向けて、ひとつの方法を紹介します。 私が参加している短歌部では、2週間に一度、お題にそった短歌を発表します。発表会の最後に、次の回のお題が出されます。 なので、発表会が終わったら、次の2週間後の発表会に向けて、お題にそった短歌を作ることになります。 お題を聞いて、瞬時に短歌が浮かぶことは……どうなんでしょう。そんなことが出来たらいいな、と思いますが、お題を聞いた途端に、あっという間に短歌が出来たこ
ロシアがウクライナに侵攻し始めてから3日が経ちました。武力行使は断固反対です。一刻も早い停戦を望みます。 サウナーとして、また一個人の思い出から考えることは、ウクライナの方の苦しみを一番に慮った上でですが、良識あるロシアの方やロシアの文化もまた、その尊厳を傷つけられてしまった、ということです。 私は2018年にロシアのウラジオストクを2度訪れました。凍てつく寒さの中で体験した、ロシアのサウナ「バーニャ」は最高でしたし、ロシアの食べ物は日本人好みの味でとても美味しいんです。
今まで、このnote.の他にはてなブログやポッドキャストをやっていたのですが、ひとつのサイトにまとめることにしました。 新しいサイトはこちらです。 http://kitazumeitaru.tokyo/ 旅エッセイは引き続き新しいサイトで書いていきます。ぜひチェックしていただけるとうれしいです。 note.は文章が好きな人が集まっている気がしてわりと好きなプラットフォームではありましたが、どうしても既存のプラットフォームにいると「いいね」や「タグ」付けの仕方、フォロー&
※この記事は2019年9月の旅行を振り返っています。 今回の信州しなの町の旅もそろそろ終わり。あさまE7系に乗って東京へと帰る。たった1泊の旅行だったけど振り返ってみるとなかなか濃い時間を過ごせた。 小布施の栗からはじまり、The Saunaでのサウナ体験、夜の野尻湖にも入ったし、LAMPの食事はおいしく、見た目もオシャレで楽しいひと時を過ごせた。友人とわたしのアレルギーには困ったものだけど、それを差し引いても長野は良いところだと思う。 エッセイには書かなかったけれど、実
※この記事は2019年9月の旅行を振り返っています。 野尻湖の湖畔に立つLAMPというドミトリー宿に宿泊したのは、The Saunaというサウナ界で注目されているサウナに入るためだった。 ***** LAMPの敷地内に小さな丸太小屋が立っている。それがサウナだ。 小屋の中にある薪ストーブの熱でサウナをあたためる。薪ストーブの上にはサウナストーンと呼ばれる石が積み上げられていて、そこに水をかけるとサウナ小屋があたたかい蒸気に包まれる。温度はあがるが、湿度があるとそれほど苦
※この記事は2019年9月の旅行を振り返っています。 神社仏閣や観光名所にはあまり詳しくない。 年配者はそういうものに詳しいなと、ずっと思ってきた。わたしも年を重ねれば自然と詳しくなるものだと思っていた。大河ドラマも見るようになるんだと思っていた。 40年ちかく生きてみたけど今のところ詳しくなりそうな気配はない。大河ドラマも見ない。 ***** 長野駅の近くのお店で友人がレンタカーの手続きをしている間、わたしはなんとなしに店内に置いてある薄い観光パンフレットをパラパラと
※この記事は2019年9月の旅行を振り返っています。 長野駅から小布施を経由して目指したのは野尻湖。ここにサウナ界で注目されているサウナがある。The Sauna。シンプルで真っ向勝負な名前だ。 ゆっくりサウナを楽しむために、併設しているLAMPというドミトリー宿に宿泊した。 ドミトリーというと昔のユースホステルをイメージする人もいるかもしれないが、なかなかオシャレでキレイな作りの宿なので安心して宿泊できる。 ***** サウナあがりにお風呂でサッと汗を流した。 共同
※この記事は2019年9月の旅行を振り返っています。 友人に車を運転してもらって、長野駅から小布施にやってきました。 小布施は栗が有名だそうですね。 事前にネットで調べて人気の高い小布施堂という甘味やさんのモンブランを目指してやってきました。 昨日の記事であんなに「情報ばかりの記事って〜」などと言っておきながら、頼りにするのは結局ネットの情報記事です。本当に助かります。 ***** しかし、なんと、小布施堂のお店の前には「本日の朱雀モンブランは売り切れました」と張り紙
※この記事は2019年9月の旅行を振り返っています。 今日から信州しなの町の旅エッセイが始まります。 本題に入る前に、旅エッセイを毎日書き始めた理由を少しお話ししたいと思います。 昨年、ほぼ日刊イトイ新聞でネパールでぼくらは。という連載記事を読んでいました。 ネパールで学校をつくる活動をしているネパール人の青年と一緒に日本からライター、写真家などが同行して、ネパールでの出来事をつづった連載です。実際にネパールに行っていた期間がどれくらいかは分からないのですが(どこかに書
※この記事は2018年7月の旅行を振り返っています。 ウラジオストクでわたしが愛してやまない料理のひとつはペリメニという可愛らしい名前の食べ物だ。小麦粉を練ってのばした生地に肉や野菜をつつんでカタツムリのように丸くとじてゆでる。水餃子に似ているけれど、サワークリームとディルを添えて食べるところがロシア風だ。 これから毎日のランチはペリメニでいい、と思うほど気に入っている。餃子ほど胃もたれしない。思った以上にあっさりしているので、人によっては物足りない味に感じるだろうけど、
※この記事は2018年7月の旅行を振り返っています。 ウラジオストクのNo.1観光地というと鷹巣展望台だ。高台に登ると金角湾にかかる大橋のキレイなカーブが望める。橋を支えるロープの線状が羽のように美しくのびている様は、横浜のつばさ橋を思い出させる。 ネットでウラジオストクと検索すると、だいたいこの大橋か、もしくはウラジオストク駅の写真が出てくる。 湾の向こうにはマリインスキー劇場というバレエやオペラを楽しめる施設があって、数千円からとかなりリーズナブルに本格的な観劇を楽し
※この記事は2018年7月の旅行を振り返っています。 海外に行くと、食料品や雑貨の市場に出くわすことがよくある。 無造作に積まれたお野菜だとか、地元の特産品や工芸品だとか、場合によってはセクシーすぎる下着とか…。 ウラジオストクにもいくつか大きな市場がある。 有名なのは、週末だけ開かれる中央広場の市場と、常設のキタイスキー市場だ。 写真は確かキタイスキー市場を写したもので、キタイスキーは写真のように屋外に設置された売店と、屋内に集まっている売店とがある。沖縄の公設市場のよ
※この記事は2018年7月の旅行を振り返っています。 沿岸部にあるウラジオストクは霧が多いことでも有名。旅行中の1日は天気が悪くて、写真のように先が見えなくなるほど濃い霧におおわれてしまいました。 ***** 霧の街といえばロンドンが有名。 そのイメージに完全に引きずられて、霧の中でひっそりと事件がおこりそうな気がしながら(シャーロック・ホームズ?)ウラジオストクの街を歩いていました。 もちろん、何も起こるはずはなく。 どんどん濃くなっていく霧で観光どころではなくなって
ウラジオストクの中心地、噴水通りを抜けるとちいさなビーチに出る。 ビーチと言っても…写真を見てみてみて。わずか数メートルの砂地がかろうじてあるだけのビーチと呼んでいいのか迷うほどのものなんだけど、それでもこうやってリゾート気分で寝そべって白い肌をこんがり焼いている人たちがいる。 ***** いいなぁ。この自由さ。 わたしはウラジオストクの人たちが好きだ。 ものすごく友好的なわけではない。むしろお店の人はめったに笑顔を見せないのだけど、だけど怒っているわけではない。むしろ
ウラジオストクは港町。 韓国や、日本の日本海側の県から船が出ている。 さらに北朝鮮からも労働者がやってくる。ウラジオストクには北朝鮮の公営レストランが何軒かある。 北朝鮮と聞くとドキっとする人もいるかもしれない。だけど、ウラジオストクの街を歩いているとヨーロッパに比べてそれほど怖い感じはしない。 スリやぼったくりの心配がなさそうな比較的おだやかな雰囲気だ。 ***** Netflixで「スーパーハードボイルドグルメリポート」を観た。 この番組は、難民やギャングなど厳しい環
※この記事は2018年7月の旅行を振り返っています。 いくらはロシア語だって知っていましたか? ロシア語風に発音するとイークラーとなります。伝わるかな…。ラはほんの少しだけ巻舌です。 日本でドイツ語の学校に通っていた時にロシア人の子どもに発音してもらったという、ややこしい思い出があります。 ***** そんなイークラを包んだブリヌイというロシア風クレープを食べました。 味は今あなたが想像したとおりです。 甘さ控えめのクレープ生地に塩気のあるいくらがたっぷり包まれて