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【画像生成AI】私のイラストについて

この記事は、Amazonアソシエイトの広告を含みます。

私は自作の小説を投稿サイト上で公開しています。
自己紹介を兼ねた自作に関する記事がありますので、ぜひこちらもご覧ください。

文章を書くことが主ですが、表紙などの画像もある程度工夫しないと世界観や個性を表現することが難しいと感じています。そこで、イラストにも少し挑戦しています。

私のイラスト生成環境について

作品に添えているイラストは、生成AIに仕上げてもらってはいますが、まずは自分でラフ画を描いています。
プロンプトはほとんど使っていません。
ゼロから生成するよりも、ある程度のイメージを与えて、それに沿った結果を生成してもらう方が、狙った結果に近づけやすいためです。
自分は絵を描くことが嫌いではない(得意とまではいかない)ので、ちょっとしたラフくらいならなんとかなるのですが、塗りや仕上げは全くダメなので、そこは完全にAIを頼っています。

使用ソフトは Krita で、ペンタブは、XPPenのDeco01 V2を使っております。

私のように補助的に使うなら何の問題もなく、便利に使えています。値段もお手頃なので、とりあえず試してみたいという方にもピッタリなのではないでしょうか。

Kritaで画像生成AIを使う

Kritaは無料で利用可能なオープンソースのソフトウェアです。
ですが、少なくとも私が使う目的の範囲内では十分な機能・性能を備えていて、ちょうど良い感じです。

Kritaで画像生成AIを使う方法は、こちらの記事を参考にさせていただきました。画像付きでとても丁寧に手順を解説されているので、ほとんど困ることはありませんでした。感謝です!

私の画像生成AI利用方法

ここからは、私がどのように画像生成AIを利用しているか、簡単にご紹介します。
あくまで私のやり方なのでご参考までに…。雰囲気を感じていただけると幸いです。

まずはラフ画を描く

画像サイズは小さめにしておきます(512 x 512程度を目安に、最終的に必要となる画像のアスペクト比に合わせておく)
リアルタイムに画像生成をおこなうので、あまり大きいと処理が重くなります。
私は鉛筆ツールの質感が好きなので、鉛筆で描いていますが、お好みのツールを使ってください。また、この時点で色を塗ってしまってもいいと思います!

欲しいイメージをラフに描いてみる

線画を補正してもらう

「Live」のモードで、Seedを変更しながら良い感じのイメージになるまで画像を生成します。

Seedは右のサイコロをクリックしてランダムに変更できます

strengthを低め(20%前後)にすることで、入力となる画像の重みが大きくなるので、ラフの感触を残すことが出来ます。

ラフからの生成

線画を調整

AIに生成してもらった画像はなかなか全部が思い通りというわけにはいきません。
ちょっと違うな、というところを手作業で調整します。
今回は右手が変になってしまったので雑に修正してみました。
あと、帽子の無駄な線を消して、形を少し補正。
(ここの作業をもっと丁寧にすることで仕上がりの品質を上げることが出来ます)

右手と帽子をを少しだけ調整

アップスケールして精度を上げる

現状の画像サイズはスピード重視で小さくなっているので、細部の精度を上げるためにアップスケールします。
リアルタイムでの画像生成は 「Live」ですが「Upscale」を選択して実行です。

Upscaleを選択

サイズはここでは2倍にしました。
このあともLiveで調整を続けるのであれば、あまり大きくしすぎると生成が重くなってしまいます。
また、今回は色を塗っていませんが、アップスケールする前に色の調整まで行った方がいいと思います。
エアブラシで欲しい配色をざっくり塗るだけでも、その色を基準にAIがいい感じに塗ってくれます。

縦横2倍にしたのでより細部まで調整が可能に

仕上げ

あとはお好みで細部の調整をします。
解像度が上がったので、生成の精度も高くなります。が、処理も重くなっているので、リアルタイムの生成を止めて、その場合は都度手動で実行するのもいいかもしれません。
どこまでやるかはお好みなので、今回はここまでにしたいと思います!

補足

strengthを大きくすることで生成をAIにおまかせすることも出来ます。
また、今回は使っていませんが、プロンプトを併用することで、生成される画像をよりご自分のイメージに近いものに補正することも可能です。
例えば「green hair」とか「wear a cap」とか。
描きたいと思っていたモチーフが生成の過程で消えちゃうことも良くあるので、そういうときは完成イメージからずれていかないようにプロンプトで補助してあげるのがいいと思います。
また、背景も一緒に生成したいときにもプロンプトを入れておくと便利です。「forest」とか「mountains」とか「shopping street」とかですね。

プロンプト指定で背景を生成しつつ、今回の手法で手前の人物を描画した例

おわりに

自作小説にイラストをつけたいモチベーションから画像生成AIを触りはじめましたが、私のような素人でも、それなりのイラストが短時間で作れてしまうことが驚きでした。
ラフまでとはいえ、自分で絵を描くことが出来るのも個人的には楽しみの一つになっています。品質は高いとは言えなくても、自作したという愛着がありますし、また、自分の作品の世界観に合わせてよりイメージに近いものに出来ている自負もあります。

生成AIについては色々と賛否もありますが、個人的には良い形で活用していけたらいいなと思っています。

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