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不妊治療 整理しておきたい3つの方向性
不妊治療を5年経験し
途中何度も挫けそうになりながら
なんとか妊娠にたどり着きました。
たどり着いたからこそ振り返る
つらい5年の過ごし方。
不妊治療中に整理しておきたい
3つの方向性を提案します。
1.人生の方向性
大抵の人は、子供を持つことについて
そういうものだと思っているというか
結婚したから次は子供を!
みたいに期待していて
思いのほか出来なくて焦り始めて
不妊治療に踏みきる。
という流れなのかな?
と思っています。(私もそうでした)
この調子でも、すぐ結果が出れば
そんなに悩むこともないと思いますが
このまま5年も不妊治療沼にハマると
とんでもなく病みます。
先に、自分の人生の全体像を
想像しておくのがオススメです。
例えば、仕事(キャリア)との兼ね合い。
正職員だから育休を貰えるし
その後は復帰してキャリアを再形成!
と思っていても
不妊治療で休みがちになり
有給も使い果たし
なんとなく居づらくて退職…。
というケースになりかねません。
結婚式や旅行などのイベントに関しても
予め組み込んでおかないと時期を逃します。
後手後手な対応になると
「そんなはずじゃなかったのに」
が強くなってしまいます。
必ず達成したいキャリアや
やっておきたいイベントがあるなら
そちらと不妊治療のどちらを優先するか
どの時期に、何に打ち込むかを
今の時点で決めておくことが重要です。
先々で気持ちが変わることもあります。
その時は戦略を練り直しましょう。
2.夫婦の方向性
共働きの家庭だと
妻が不妊治療や妊娠で収入減となった時
家計の組み直しで揉めることがあります。
特に、不妊治療はお金がかかるので
どこからお金を出すか問題は
揉める人が多いように感じます。
10万、100万単位でかかる治療費。
なんとなく妻が自腹で出していたけど
退職することになったり
資金繰りが立ち行かなくなった時
急に揉めることがないように
予め相談しておきましょう。
その後の生活スタイルや
夫婦としての人生のあり方も
全体像を想像して方向性を定めておくと
今後無駄にもめることが減ります。
我が家は夫が転勤族のため
転勤に伴い妻の収入が激減。
不妊治療も長引くことになり
治療費はかさむ一方。
亭主関白でキャパの狭い夫は
「なんで俺が全てを背負っているんだ」
と定期的に爆発します。
場合によっては転職も選択肢に入れて
夫婦としての将来を話し合っておきましょう。
3.治療の方向性
こちらは自分として、夫婦としての意見が
一致するとは限らない問題です。
不妊治療は
タイミング法、人工授精、体外受精
とステップアップしていくものですが
体外受精の段階になると
それ以前とは全く重みが違って
自己注射や採卵、頻回な受診、
採精、移植、その他の追加治療など
お金も時間も体力も削られる
ハードな段階になってきます。
ボロボロになってる私に
夫が言った言葉。
「そこまでして子供が必要?」
「2人でも楽しくない?」
え…。今それ言う?
2人のことだと思っていたのに
私が応援されていて
私が勝手に頑張っていて
夫は消極的になっている?
どこで間違った?
実際に通院して
自分の体で治療している女性側とは
温度差があるのは仕方がありません。
でも、治療の進行度をその都度共有し
次の治療をどうするか
リアルタイムで相談すること。
そして何より、節目ごとに
どの段階まで頑張るか
を確認し合うことが必要だと思いました。
我が家は
夫が通院に付き添うようになったのが
体外受精の5回目らへんからです。
ここらへんから
待合室の様子を見てより真剣になったり
先生の話を聞いてもわからないことに
羞恥心を感じたりし始めました。(遅)
資料を見せても他人事だった夫は
体外受精6回目の時に初めて
胚盤胞のグレードという単語を
使いこなしました。
…長い道のりでした。
さいごに
これから不妊治療を始める人
まだ不妊治療を始めたばかりの人
既に何度も体外受精をしている人
色んな人がいると思います。
どの時点でも、
そしてステップアップするに連れて
ぶち当たる壁には、おそらく
この3つの方向性が関係すると思います。
逆に言えば、この3つの方向性が
きちんと定まっていれば
外野から何か言われても
揺さぶられることはないと思います。
ぜひ是非、参考にしてみてくださいね。