大人の寺子屋 マブ
みなさん、誕生日のメッセージ、ありがとうございます。
本日は、7月15 日。
昨日が「イブ」で、今日が、「マブ」。
マブ…という言葉は、いわゆる「隠語」の部類ですから、普通…堅気の人は、あまり使いません。
実は「マブ」には、様々な意味があります。
仕事などが順調に進むことや、美しい顔立ちのようなポジティブな意味の他、逆に、「間夫」と書いて、情夫や密通、不倫を意味したりもします。
でも、最も使用頻度が高いのは、「ホンモノ」という意味です。
けれども、コレがなかなか正当…アカデミック…公共性を伴うものには、あまり使いません。
たとえば、
「今度、タイガースに入った外人の、長打力は、マブ やで」 とか、
「関学でも、経済学部なら、マブやで」
などとは、決していいません。
小分けした小さな袋…それを見せて、
「マブやで」といえば、間違いなくヘロインを意味します。
持ってるだけで捕まる、片栗粉の数万倍恐ろしい粉です。
昔、リサイクル店をやってる時に、お客さんから買い取ったアダルトビデオで、店頭に出せないものを、廃棄するために、倉庫の隅にためていたら、それを見た出入りのビデオ業者が、
「社長…このビデオ、マブでっか?」と、たずねよりました。
この時の「マブ」とは、本来のモザイクがほどこされていない、という意味です。「洗濯屋けんちゃん」みたいな。
そうです。私はちっちゃい時から、けんちゃん と、呼ばれていたのです。洗濯屋は、やったことないですが。
つまり、「ホンモノ」を、意味する時に、「マブ」という言葉を使う人間は、まともな…いわゆるお日様の下を堂々と歩ける人間だと、思わない方が良いということです。
そういうことで、7月15日。
昨夜が、「イブ」で、今日が「マブ」。
そして明日の夜が、「イブ」に一文字増えて、
「ラ・イブ」となります。
イタリアみたいで、かっこよろしい。