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電子レンジ
魚焼き機のすぐそばで、アジの開きがいつ焼けるか?、もう焼けたか?と、見つめているうちに、ふと思い出したことがあります。
私が中学の時に、上の学年の先輩が白血病かなにかで、若くしてお亡くなりになりました。
その時に、とある不謹慎な教師が、
亡くなった A は、自宅でよく、電子レンジで調理されている食材を、すぐそばで中を見つめて、出来具合を見守ることが好きで、しょっちゅう、そうしていた……らしいと、ご両親から聞いたエピソードとして授業中に語りました。
「そんなアホなことが、あるかいや?」
と、当時私らは笑いとばしていましたが……
あれから40年近く経った昨今、なんかその危険性……かなり真実味を帯びてきたように思えてなりません。
1970年代の電子レンジ。
旧ソ連が禁止していた調理器具。
その電磁波の遮蔽レベルが完璧であったと考える方にこそ無理があります。
私の電子レンジなし生活も、すでに8年をこえました。すこぶる快適です。何の不便もありません。
電磁波だけでなく、調理された食材の味や質感がまったく違うことに、まだ気付かなかったり、違和感がなかったり……さらには、そこから派生する恐怖感をイメージできなかったりする人がほとんどだと思います。
目に見えないものへの恐怖感の麻痺。
もちろん原発もそうですが、特に小さいお子さんをお持ちの方は、今すぐ非常に『便利』なものに対する再検討を行う勇気が、本気で必要なんやないかなと思います。
魚焼き機からもれる煙を見ながら、いろんなことを考えました。
しっかし……山口の魚は美味いわ。
この先、いつかはセシウム混ざるやろけど、
それでも、わしは山口の魚を食い続けるで〜。