核兵器の開発

　核兵器の開発……は、当初ヨーロッパが先行していました。特にドイツ。

　1938年、ドイツの科学者ハーンとシュトラスマンがウランの核分裂に成功。

　この新しい火力の可能性に列強は軍事利用においてもれなく関心を示しました。

　けれども……特にヨーロッパにいたユダヤ人科学者たちは、この技術が原子爆弾につながることを予見していたのです。

　核分裂連鎖反応を起こす U235は、天然のウランにわずか0.7%しか含まれず、これを分離することをウラン濃縮というのですが、これが実に厄介な問題でした。

　ところが人類は1940年にヌルっと成功してしまいます。

　けれども核物理学の世界をさらに追求するには、より優れた頭脳と巨大な予算を必要とし、ましてそれを兵器として大量に安定供給するとなると莫大な設備の必要性が予想されました。

　ドイツもイギリスもアメリカもソ連も、可能性は知りながらも、そのメドは立たないままでいました。

　そんな状態で、連合国は先行したナチスドイツが原爆を手にしたら……世界はきっとナチスに征服されると、恐れました。

　ところがドイツの原爆開発責任者のハイゼンベルグは「今大戦中に原子爆弾の実用化はありえない」と上に報告し、ヒトラーは結局研究の継続をあきらめてしまいます。

　その結果アメリカは、ナチスを嫌って恐れて亡命した世界的な核物理学者をニューメキシコ州、ロス・アラモスに集め、20億ドルの予算を注ぎ込んで、真っ先に成功にこぎつけたのでしま。

　さて、ここで最も重要なことは、

　この内容が、どこまで真実かは別にして、これは【マンガ】から得た知識であるということです。

　レベルとラベルは、似て非なるものなのですぞ。