講演のあと
講演のあと、たくさんの方から実にありがたいお言葉をいただきました。
調子にのると、ついつい早口になってしまう癖があるので、昨日は特にそうならないように気をつけて話したことが良かったようです。
関西なら早口でもよいのですが、山口や九州では早口は聞き取りにくいようです。
意識してゆっくり話すと、予定していた予定内容の半分以下しか話しが進みませんでした。が、まあええでしょ。
どこで切り上げてもエンディングにもっていけるようにアウトラインを組み立てていたのが、今回特に功を奏しました。
念のため帰ってから録音を聴き直してみると、ちゃんと最後まで早口にならずにしゃべっていました。
でも、ちょっと難しい"笑いどころ"では、想定していた笑いの反応が取れなかった箇所が、いくつかありました。
ギャグの質を検討せなあきません。
そういえば昔、神戸で 赤瀬川原平 せんせのゴッホの講演を聞いた時、げんぺさんが、
「美術館で絵を見る時、直感というのは必ずしも正しいものでして……」
という、確信犯的な言葉のギャグで、最前列に座っていた私1人だけがそれに気付いて大声で笑ってしまったことを思い出しました。
げんぺさんは私と視線をあわせ、ニタっと笑顔をくれましたが、その他大勢の客から、私は迷惑そうな顔をされたのでした。
他の箇所では十分笑ってくれはりましたが、やっぱり、特にお年寄りの方にはもっとわかりやすい"笑いどころ"を用意せなあきません。
話す側も、日々勉強ですな。
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