地域の学校情報で欲しいもの
不動産の本源的価値は「次の需要」でそれは主に公共財に由来するとはいえ、結局「学校」がその需要を最も誘発すると思われます。
多くの地域を歩いていると「学校」の校舎や設備があまりにもボロいのにも驚かされます。また、子どもたちは歩いて「学校」に行くのにも関わらず、危険な通学路が放置されている地域も多いようです。
こうした「学校」がある地域は、新しい子育て家庭に選ばれない可能性が高いと思われますが、その地方自治体の開発能力を反映していると思います。
オーストラリアでは政府がnaplan試験のデータなどを学校ごとに開示していますが、これだと少しもの足りない気がします。
アメリカのgreatschoolsはもう少し多角的な情報があります。
https://www.greatschools.org/california/san-francisco/6397-Lowell-High-School/
韓国も学校情報の開示が結構進んでいるようです。google翻訳で見ても「給食」「暴力」「校舎」「予算」など日本の学校でも知りたいようなことが項目としてあります。
日本の場合は、何にも考えないで制度設計すると、基本的に「現場が疲弊」し、それは教育サービスの水準を著しく低下させるので、様々な制度設計がどれほどされているか、が重要な気がします。特に、教師の仕事は「一部の生徒及び両親対応が占める割合が多い」「感情を使う労働」であると思われます。「喫煙所の有無」「メンタルケアの体制」「有給休暇消化の動向」等々などの開示情報が参考になるでしょうか。
今後「寄付金」が学校予算になりえるならば、それも卒業生の中長期手な平均収入の指標として、参考になるかもしれません。
いずれにせよ、ボロい校舎が放置されている地域が内部では洗練された制度設計を持っている可能性は低いと思いますが、どうなのでしょう。
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