勢いのみの感想日記(宝リチャ)

宝石商リチャード氏の謎鑑定 再開のインコンパラブル 第三回

とりあえず殴り書きで…あとで編集とかできるのかしら

読みました 月曜日更新されるからってもーワクワクドキドキハラハラ
リチャードと正義の関係性が進むのかな?いやでも違うかもって期待しすぎないように頑張って(?)当日を迎え…

本編読んで、なんだかもう信じられず…
今日だけで10回は軽く読み返したよ

いまだに実感がない 

でも、上から目線で大変恐縮ですが、「ここまで描ききってくれてありがとうございます!!!」って叫びたい

本当に…本当にありがたいよ…

人それぞれとは思うけど、私はブ口マンスというものを、何も考えず肯定はできない人間でして

「ブ口マンスがいい」って感情の背景には、どーしても同性同士の恋愛的行動を否定する感情が少しはあると思ってて
「BLは好きだけどリアルすぎるのは無理」みたいな

愛し合う人同士、形は色々あって当然なんやけど、外野が「この2人はブ口マンスがいいのにー」って言うのはとてもグロテスクだと思ってまして

宝リチャはリチャードと正義の関係をどう描いていくのか、これまでシリーズを読みながらもずっとどうかなーどうなるかなーってもう気になって、ある意味怖くて
偉そうにも、『ここまで互いを愛してる描写が書かれてるのに、2人が恋人にならず、"強い執着心と愛情を互いに向けている関係だが恋人ではない"っていう感じでいつか物語が終わったらどうしよう。』
って勝手に1人で悩むこともありました。
(なんでそんな悩むかっていうのはここに書ききるにはおさまりきらないので詳細は省くけど、やっぱりブロマンスへの疑問を前から抱いてるっていうのは大きいかも)


でも、私がおアホでした。
超絶に丁寧に描いてくれておりました!!!


いやーーー。
ここまでシリーズを重ねて、こうして関係性をきちんと「こうです!!」って表してくれたことがもう…凄すぎるというか感謝止まらんというか

BLが人気になっても現実はまだまだマイノリティで結婚も認められず、なんなら未だにネタとして笑いの対象にされることもある中で、こうして丁寧に向き合って、考えている人が日本にもいるってこと、シンプルにめちゃくちゃ救われるよ

あと、真鈴氏の、失恋との対峙。
ここも本当…
リアルで、なんと自分の思春期のある種のトラウマも思い出された。当時にこの作品を読めてたら、自分ももっと向き合えたかななんて思ったり。

本当、どこまでも丁寧で、キャラクターの感情を雑に流さず、最後まで描ききる力が凄すぎます、辻村先生。

救われるといえば、この間の正義誕生日SS(正式なタイトルわからず…)も本当に救われまして

長らく喉にひっかかってた骨がちょっと取れたというか。
「あ、こう考えればいいかも、こういう風に行動にうつして頑張ればいいかも!」
って思えたというか。
(完全に骨が取れるには私自身の努力が単純に必要。頑張れ自分。)

なんせ本当、宝リチャの作品がいる時代に生まれて幸せだー

読むと心が暖かくなって、拗ねてた気持ちがほどかれて、子供みたいな自分とも向き合えて、大人としてもがいてる自分が生きやすくなるヒントを与えてくれて…
そしてリチャードと正義、他の登場人物みんなの関係性やその発展にキュンキュンして。
ミステリーとしてのストーリーも緻密で面白くて…
凄すぎる。
あと、絶対に登場人物を雑に描かないのよ…
各キャラクターが生きてるのよ…


本当凄まじい作品やけど、やっぱり私的the mostのめり込みポイントは、リチャードと正義の2人が織りなすストーリー。
もう本当にたまらない。なんでしょうかこの2人は。

急に話変えるけど、Yukiの2人のストーリー聴きたくなってきました。
今聴いたら確実に号泣してしまうと思うな…

歌詞ちょっと引用しちゃうけど

ただ君を想い 幸せを願い
暮れゆく黄昏の中にいた
生きてるそれだけが 代わりのいないストーリー
いつまでも 君の横顔見てた

↑今回の話と重なりすぎませんか…Yuki氏もハンパない

話逸れたけど、リチャードと正義の2人は本当に本当にたまりません。
残念ながらそれをうまく伝えられる語彙力がありません。あと2人の話をしてしまうと私の商業BLラバーとしての人格が剥き出しになるのが怖いです。

とにかく!!
こんな素敵な作品が読めて本当に幸せやなあ。
宝石商リチャード氏の謎鑑定、大好きです。
最後がまた気になる終わり方したので、しばらくは気になっちゃって夜の寝つきがやや悪くなるでしょう。現に明日6時起き7時出発なのにもう夜中の2時です。
でも、幸せな悩みです。
何度も読み返します。明日の夜たくさん寝ます。


~~~~~~
最後にちょっとだけ…
Yuki氏の歌聴いて、改めて良いなと思ったんやけども、良いなと思うだけでは終われない現実ってのがあって…

「生きてるそれだけが代わりのいないストーリー」って自分自身を肯定してくれるような、そんなすごく温かい歌詞なんやけど

私が歌詞に感動できて、自分の人生を自分がまだコントロールできるような立場にいる一方で
世の中ではジェノサイドか起きてる
っていう現実に連れ戻される。

代わりのいない人たちが、蹂躙されてるという現実に。

そのこともちゃんと考えながら、できることをしながら、そして好きなものに癒されながら、毎日また過ごしていくぞー頑張るぞー

唐突におわる

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