ガラパゴス亀岡

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最近の記事

なぜ、ひろゆきさんは「コロンブス」のどの部分が具体的に悪いのかがわからないのか?

Mrs.GREEN APPLE『コロンブス』のMVが炎上しましたが、公式からも削除されて事態はもう収束したようです(たぶん)。 自分の観た感想は、ちょっとだけ引いた、といった程度の感じです。 そもそもMrs.GREEN APPLEに興味がないのに炎上したから観にいっているという事もあって、火事場見物をしている申し訳なさのようなものもありました。 MVの内容についてはロマン優光さんの文章が批評も含めて的確だと思います。 そんな騒動の時にひろゆきさんが、 『「コロンブス」とい

    • 小沢健二 ‘24ツアーMonochromatique モノクロマティック(5月8日の)ライブ 感想

      5月8日の水曜日に小沢健二さんのライブ ‘24ツアーMonochromatique モノクロマティックを観ることができました。 色々なことを思った気がする、ので書いてみます。 小沢健二さんが、客席を多幸感に満ち溢れさせていた、いわゆる王子様と呼ばれていた時代がありました。しかしそれは小沢健二さん自身にとっては、もう黒歴史なのかもしれないなー、と自分は思っていました。 小沢健二さんはニコニコしながら歌ってキャーキャーいわれているイメージがありますが、ニコニコしながら歌っていた

      • 映画『THE FIRST SLAM DUNK』解説

        前置き 映画『THE FIRST SLAM DUNK』面白かったです。面白かったので2度3度と繰り返し観に行ってしまいました。 元々『SLAM DUNK』(スラムダンク)は多くの読者を持つ人気マンガ作品です。 その原作マンガで描かれている最後のバスケットの試合を、主人公を宮城リョータに変更して、度々宮城リョータの回想が入る形で描かれているのがこの映画となります。自分は、この映画を観るたびに、宮城リョータが2度目のゾーンプレスを突破するところは、何度観ても感動してしまいました

        • 感覚ロヂック MV感想

          生存limit3人体制時代。編集のカッティングの切れ味が心地いいMV。 死灰スミレさんの持っている、枠からはみ出る面白さが楽しかったです。(22秒の所のサブリミナルのような笑顔や、1分33秒の3人が手をカメラに伸ばす所で、死灰スミレさんのみ顔を大きく隠して片目がぎろりと1瞬映るだけだったりするところなどなど)。死灰スミレさんが、好きなビールを飲んでいるのが見れる唯一のMVだったりもします。 深愛嫌悪4人体制となった、ダークテイストのMV。 2分23秒からの御影コトラさんの単

          『下北沢ろくでもない夜×カレーフェス×IQ99』記録としての記憶

          2022年8月2日 これは下北沢ろくでもない夜で行われたカレーフェスに行った個人の記憶の記録であり、(あくまで個人の)感想です。 東京ぴ炎 中に入った時に、ライブは始まっていました。 1人メンバーに欠員が出た影響なのか、研修生(?)と合わせて4人のライブでした。 短い曲を3回ほど繰り返して、観客に動きを浸透させていきます。 メンバーの1人の方が着替えるためライブ中にステージを降りてしまいました(調べると遅刻が原因の可能性あり)。なので、その間カメラを回していた男性(たぶん

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          映画『ホリック xxxHOLiC』感想および蜷川実花の映画がつまらない理由

          映画『ホリック xxxHOLiC』 2022年  監督 蜷川実花 マンガ『xxxHOLiC』の実写映画です。 蜷川実花監督にとっては、『さくらん』『ヘルタースケルター』に続いて、3度目のマンガ原作の実写映画化です。 この映画を観たことで、蜷川実花監督の欠点のようなものが少し見えてきたので、拙いですがまとめてみました。 (映画『ホリック xxxHOLiC』のネタバレあります) ・物語を語るのが上手くない これは脚本の問題なのか演出の問題なのかわからない部分もあるのです

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          続・三木聡ファンからみた映画『大怪獣のあとしまつ』

          映画『大怪獣のあとしまつ』 2022/日本  監督 三木聡 なぜ三木聡監督の最新作、『大怪獣のあとしまつ』はギャグがスベっていると酷評されてしまったのでしょうか? このことについて超映画批評の前田有一さんはこう語っています。 「お客さんは、『シン・ゴジラ』で描かれていたような、緊迫感のある政治や軍事シミュレーションを観られると思っていたのだと思います。だけど、実際そんなものは1ミリたりとも観られなかった」 「全然笑えないですよね。ギャグもわかりやすければいいんですけれど、

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          三木聡ファンからみた映画『大怪獣のあとしまつ』

          映画『大怪獣のあとしまつ』 2022/日本  監督 三木聡 まず最初に言っておきたいのは、酷評の意見の中で、実写映画『デビルマン』と比較している人がいますが、はっきりいって『デビルマン』と『大怪獣のあとしまつ』は全然違うものです。『デビルマン』は2004年に公開されてから20年近く経っているにも関わらず、いまだにダメな映画のトップとして君臨しています。そして今回『大怪獣のあとしまつ』がダメな映画ということで2つを比較する人が現れているのですが、今から20年後につまらない

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          映画『空に住む』感想 (もしくはなぜ柄本明の出演シーンはあれだけなのかの推察)

          あんまりおもしろくなかったー、と簡単に書いていいのか迷いますが(なんせ2010年 キネマ旬報ベスト・テン第9位だ)、まず第一の感想がこれです。 監督がベテランなので、観ていると気づくところはいくつかあります。そもそも最初のカットが監視カメラのような画で始まる。これはつまり、誰かに寄り添うようにではなく、観察するように観てくださいねー、ってことなんだろうなと思いました。 主人公の高層マンションの高い所に住み、民家のようなところで低い所で働くという、高さによる違い(演出)が描

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          シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 の反復について(ネタバレあり)

          面白かったです。 タイトルにある 𝄇 ってなんだろうと思ったら演奏におけるリピート記号だそうです。 そもそも、まず新劇場版シリーズ自体が、過去のエヴァの反復(リピート)と捉えることが出来ます。新劇場版3作目のQの中で、渚カヲルは、ピアノでいい音を出すにはどうしたらいい? と聞かれた時に「反復練習さ、同じことを何度も繰り返す、自分がいいなってかんじられるまでね。それしかない」と返します。これが新劇場版シリーズを創る理由そのものなのかもしれません。そして、このタイトルにリピー

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