映画『ピアニストを待ちながら』公式note

映画『ピアニストを待ちながら』#井之脇海 #木竜麻生 #大友一生 #澁谷麻美 #斉藤陽…

映画『ピアニストを待ちながら』公式note

映画『ピアニストを待ちながら』#井之脇海 #木竜麻生 #大友一生 #澁谷麻美 #斉藤陽一郎 監督・脚本:#七里圭 🎹10月12日(土)シアター・イメージフォーラム(東京)🎹11月2日(土)シネ・ヌーヴォ(大阪) ほか全国順次公開  #ピアニストを待ちながら #村上春樹 #隈研吾

最近の記事

『ピアニストを待ちながら』、反転、変換、もしくは不在の視線と視線の不在。──上島春彦(映画批評)

こんにちは、今回は上島春彦さんにテキストをいただきました、上島さんはeiganokuni.comにて映画の中のジャズ、ジャズの中の映画を連載していた方です。 ウェブ宣伝担当のわたしがネットサーフィンしている中で発見したのが上記のコラム、こんな面白いコラムがある!と七里監督に報告したところ、以前にお話したことがあるとのことで、今回の執筆依頼となりました。  チラシに記されたSTORY(あらすじ)はこう始まる。「目覚めるとそこは真夜中の図書館だった。(略)階段の外側には、吹き

    • 【TEXT】 「在る』と「無い」のあいだに−『ピアニストを待ちながら』をみて──宮崎玲奈(ムニ主宰)

      映画『ピアニストを待ちながら』連続テキスト企画。今回はムニ主宰/劇作家・演出家の宮崎玲奈さんによるテキストになります。宮崎さんは本作公開記念シンポジウム「演劇を待ちながら」に登壇していただきました。 テキストでは本作に流れる複数の時間軸について言及していただいています、 〈この映画の感覚〉  「在る」と「無い」は反転する。七里は「まさに、今、ここにおいて出来事が起こる」一回性を特徴とする演劇の上演においても、「まさに今、ここがここ、であることの確かさに揺さぶりをかけた。

      • 【TEXT】「パランプセスト」としての映画──『ピアニストを待ちながら』を観ながら湧いてきた夢想(谷 昌親)

        映画『ピアニストを待ちながら』連続テキスト企画第4弾が到着いたしました。早稲田大学法学部教授、フランスモダニズム研究などを行う谷 昌親さんです。 『ピアニストを待ちながら』では劇中劇として「ピアニストを待ちながら」という演劇が登場します。演劇を映画内で行うことで得られる認知的な効果を紐解いていただいています。必読です!  七里圭監督の作品は演劇的だと思ってしまうのは、おそらく「映画を音から作り始めるプロジェクト」の印象が強いからだろう。映像と音を切り離すという実験をおこな

        • 【TEXT】ピアノを弾く人(弾ける人)とピアニストの違いって何だろう?── 西尾佳織(鳥公園)

          映画『ピアニストを待ちながら』連続テキスト企画3弾が到着いたしました。今回は劇作家、演出家、鳥公園主宰の西尾佳織さんによるテキストになります。西尾さんは本作公開記念シンポジウム「演劇を待ちながら」に登壇していただきました。 前半は映画本編の振り返りになっております。虚を突くとはまさにこのこと、ラストの痺れる指摘をぜひご覧ください。  「ピアニストを待ちながら」は、真夜中の図書館に閉じ込められた人々が、明けない夜の終わりを待ち望みつつ演劇のリハーサルを繰り返す物語だ。天井ま

        『ピアニストを待ちながら』、反転、変換、もしくは不在の視線と視線の不在。──上島春彦(映画批評)

          【TEXT】映画『ピアニストを待ちながら』レビュー(久野 剛士)

          編集者・ライターの久野剛士さんから映画『ピアニストを待ちながら』の寄稿文をいただきました、ありがとうございます。NY出身の世界的ラッパーNasのリリックや、態度と重ね合わせて本作を語るユニークなテキスト、ぜひお読みください! 「俺は眠らない、睡眠は死の従兄弟だから(I never sleep, 'cause sleep is the cousin of death)」。これはニューヨーク出身のラッパー、Nasの楽曲「N.Y. State Of Mind」の有名なリリックだ。

          【TEXT】映画『ピアニストを待ちながら』レビュー(久野 剛士)

          萩原雄太(かもめマシーン)さんからコメントが到着。──スクリーンに映し出される映像とはほとんど無関係に、当時のほとんど忘れていたような感覚が立ち上がってきた。

          萩原雄太(かもめマシーン)さんから寄稿文が到着いたしました。萩原さんは映画『ピアニストを待ちながら』の公開前シンポジウム「演劇を待ちながら」に登壇していただきました。 映画『ピアニストを待ちながら』は事前知識なしでも楽しめますが、「コロナ禍と表現」を主題にしています。多くの人が表現活動を制限され、待たされたこと、それらをわたしたちは今どう考えているか、映画を通して語るきっかけが生まれればと思います。それとも「ピアニスト」は「すでにきたことにする」というのも、わたしたちが生き

          萩原雄太(かもめマシーン)さんからコメントが到着。──スクリーンに映し出される映像とはほとんど無関係に、当時のほとんど忘れていたような感覚が立ち上がってきた。

          迷宮としてのライブラリー ー『ピアニストを待ちながら』に寄せてー

          建築にまつわる映画祭「建築映画館 2023」を主催する瀬尾憲司さんに映画『ピアニストを待ちながら』のテキストを寄稿いただきました、ありがとうございます。  役者たちの動きが意味するところや、ベケットを下敷きにした脚本の意図、村上春樹の小説をどのように読み解いているかということに関する考察、あるいは映画史上の他作品との関係性といったことについて、私は語るすべを持っていない。建築という観点において、私なりにこの映画を読み解いてみたいと思う。  この映画は早稲田大学国際文学館(

          迷宮としてのライブラリー ー『ピアニストを待ちながら』に寄せてー

          映画『ピアニストを待ちながら』10月15日(火)佐々⽊敦(批評家)×七⾥圭監督 アフタートークレポート

          10月15日(火)、2100アフタートークのゲストは批評家の佐々木敦さんです。佐々木さんは「45分版も観ていたが、今日改めて61分版を観て、すっきり理解できた」とコメント。 佐々木さんのなぜ「ピアニストなのか?」という質問に対して、七里監督は「ライブラリー側からのオーダーは、まだ作品にはなっていないが、工事記録も作ることだった。それで、図書館の成り立ちにも向き合ううちに、4号館に建てることを決めたのは村上春樹さんだと聞き、なぜ、4号館なのか?という謎解きから始めた。 そし

          映画『ピアニストを待ちながら』10月15日(火)佐々⽊敦(批評家)×七⾥圭監督 アフタートークレポート

          映画『ピアニストを待ちながら』10月14日㊗︎⾨間雄介(ライター/編集者)×七⾥圭監督 アフタートークレポート

          1100アフタートークのゲストはライターの門間雄介さん。まず、門間さんが、簡単に読み解けないかもしれない。でも、ダンスや手の拳と拳、肘と肘が話す動きだけで楽しいし、音の使い方や編集に工夫があり、ワクワクできる。高尚な作品と受け取られるかもしれないが、難解ではないことを伝えたい。とはいえ、テーマはある。軽やかさの中に重みがある不条理劇、とコメント。 これを受けて七里監督は、皆がスマホに縛られて生きている現実世界は不条理なように感じる。図書館のガラスの扉は開いて、本当は出ていけ

          映画『ピアニストを待ちながら』10月14日㊗︎⾨間雄介(ライター/編集者)×七⾥圭監督 アフタートークレポート

          映画『ピアニストを待ちながら』10月13日㊐荻野洋⼀(映画評論家/番組等構成演出)×七⾥圭監督 アフタートークレポート

          本日のアフタートークのゲストは映画評論家の荻野洋一さん。トークは荻野さんの「わからないということはない。俳優5人のアンサンブルが素晴らしかった。染み込んでくるようにわかった」との感想からスタート。 そして、感じ入った台詞の一つに「不在は無人とは違う」「何もかも演じていると思えばいい。生きてることも死んだことも」を挙げ、本作は有人と無人の間、生と死の間を彷徨う作品とコメント。それを受けて七里監督は、故宮沢章夫さんの「演劇はどこに向かっているのか、不在に向かっているのではないか

          映画『ピアニストを待ちながら』10月13日㊐荻野洋⼀(映画評論家/番組等構成演出)×七⾥圭監督 アフタートークレポート

          映画『ピアニストを待ちながら』初日舞台挨拶が開催されました。

          映画『ピアニストを待ちながら』初日舞台挨拶が開催され、各メディアで報道されました。引き続きよろしくお願いいたします。 10月12日(土)に東京・シアター・イメージフォーラムにて映画『ピアニストを待ちながら』の初日舞台挨拶が開催。井之脇海、木竜麻生、大友一生、澁谷麻美、斉藤陽一郎、七里圭監督が登壇した。 本作は、世界的建築家・隈研吾が手掛けた村上春樹ライブラリーで全編を撮影。出られない図書館を舞台に、目に見えないものに紐付けられた若者たちの物語を描く。 本編の上映後に行われ

          映画『ピアニストを待ちながら』初日舞台挨拶が開催されました。

          映画『ピアニストを待ちながら』パンフレット発売決定。収録内容公開。

          / #ピアニストを待ちながら作品情報 映画『ピアニストを待ちながら』   パンフレット発 売 決 定 ! \ 上映後に本作の理解を深めるパンフレットが完成しました。 A5変型/定価:¥1,000 #ピアニストを待ちながら

          映画『ピアニストを待ちながら』パンフレット発売決定。収録内容公開。

          映画『ピアニストを待ちながら』ー舞台挨拶&豪華アフタートークイベント内容が公開。ー

          映画『#ピアニストを待ちながら』🎹 💃初日舞台挨拶&トーク開催決定!💃 🎥10/12㊏初日 ▼11:00~上映後登壇 井之脇海、⼤友⼀⽣、澁⾕⿇美、⻫藤陽⼀郎、七⾥圭 ▼21:00~上映後登壇 七⾥圭 他 🎥10/13㊐ 11:00~上映後登壇 七⾥圭 ★アフタートーク:ゲスト×七⾥圭監督 ▼10/13㊐21:00~上映後 荻野洋⼀(映画評論家/番組等構成演出) ▼10/14㊗11:00~上映後 ⾨間雄介(ライター/編集者) ▼10/15㊋21:00~上映後 佐

          映画『ピアニストを待ちながら』ー舞台挨拶&豪華アフタートークイベント内容が公開。ー

          映画『ピアニストを待ちながら』10.12公開。【あと7日】 ーコラム・映画の補助線とは?ー

          いよいよ『ピアニストを待ちながら』上映まであと7日🎹! 8〜10月の日本映画は注目作が混戦する大黄金時代。そんな中、わたしたちは『#ピアニストを待ちながら』をどうしたら楽しんでもらえるかを何度も話し合ってきました。 映画鑑賞において、あらかじめ鑑賞の視点を設けることを "補助線を引く" と言われています。(もっと崩していうと「○○を〜倍楽しく見る方法」などと表現されることもあります。) 本作でも「コロナ禍の青春」「建築と物語」「他作品からのオマージュ」など、様々な「補助

          映画『ピアニストを待ちながら』10.12公開。【あと7日】 ーコラム・映画の補助線とは?ー

          映画『ピアニストを待ちながら』公開記念。10月25日・多摩美術大学、芸術学科開講科目「映像文化設計」にて七里監督の旧作上映・特別講義開催

          映画『ピアニストを待ちながら』公開記念。10月25日・多摩美術大学、芸術学科開講科目「映像文化設計」にて七里監督の旧作上映・特別講義開催が決定しました。 日時:2024年10月25日㈮ 13:10〜16:20(3/4限) 場所:多摩美術大学 芸術学棟 25-311教室 お近くの学生さまにぜひお伝え下さい。 ホッテントットエプロン‐スケッチ(2006年/70分/DV) 隠れた場所に醜いアザを持つ少女(阿久根裕子)は、ある日、ネズミ色のフードで顔まで覆った笛吹き男を見かけ

          映画『ピアニストを待ちながら』公開記念。10月25日・多摩美術大学、芸術学科開講科目「映像文化設計」にて七里監督の旧作上映・特別講義開催

          映画『ピアニストを待ちながら』公開記念シンポジウム「演劇を待ちながら」in 三鷹SCOOL開催。

          ①公開記念シンポジウム『演劇を待ちながら』が09.24三鷹SCOOLにて開催決定しました 本作はコロナ禍を被った演劇の状況が着想の一つになっています。演劇にとってコロナ禍とは何だったのか、演劇に関わる方々にシンポジウム形式でお話を伺っていきます。 ②公開記念シンポジウムゲストには ・かもめマシーン 萩原雄太さん ・鳥公園 西尾佳織さん ・ムニ 宮崎玲奈さん を迎え、映画の原案や劇中戯曲で協力いただいた山本浩貴さん、鈴木一平さんと七里監督で進行 イベントページにて七里監督

          映画『ピアニストを待ちながら』公開記念シンポジウム「演劇を待ちながら」in 三鷹SCOOL開催。