悪い事を排除しても良い事は増えない

Doingな落とし穴

Doingな価値観を持っていると「悪い事」にとても敏感になります。

良い・悪いと言った二元論で考えるので当然と言えば当然なのですけれども…

ここにちょっとした落とし穴があるのです。

ソレは「悪い事」を無くす努力をすると、自動的に「良い事」が増えると思ってしまう事です。

冷静に考えると解るのですけれども求めている「良い」を全くしない状態は「良くない」であって「悪い」では無いですよね？

その逆もまた然りで「悪い」を全くしない状態は「悪く無い」でしか無いのです。

本質的にいうと「良い」はプラスのベクトルしか無いですし、「悪い」はマイナスのベクトルしか無い…という訳です。

＊屁理屈に聞こえちゃった人はちょっとヤバイですよ

で、ですね。

Doingに注目しすぎてるとこの本質をうっかり忘れてしまい

「悪いを無くす」＝「良くなる」

という考えになってしまいがちなのです。

「良くなる」を実感できる様になるにはめちゃくちゃ時間や労力が必要なのは皆様体感的にご存知でしょう。

その一方で「悪くなる」のは非常に楽に実現する事が可能です。

何が言いたいのかと言いますと…

「良くなる」のがキツイのでちょっと目を背けて「悪くなる」を防止する事で「良くなってる気がする」という感覚を享受してしまってるのですね。

…で、さらにこれが拗れると、世の中の「悪い事」を攻撃する事で上記の感覚を得ている…なんて事になる訳です。

この事は簡単に診断ができます。

「悪い事」に対して「どうして悪くなったのか？」と「どうしたら悪くなくせるのか？」と言った問いの答えを準備できてるかどうか？…と言う事です。

「悪いものは悪い」とか「ルールだから」とかで思考が止まってしまってる方は残念ながら十中八九「良くなる努力を惜しんじゃってる人」です。

＊さんかくマインドとか話しても「(ﾟДﾟ)ﾊｧ?」って言う人ですね〜

二元論は強力なツールですけれど、万能ではありません。

強力故に使い方次第で自分やそのコミュニティーに害を成してしまう事もあるでしょう。

上記の「良くなる努力を惜しんじゃってる人」もそう言う意味では被害者なのかもしれません。

＊でも気付いたなら直ぐに変えられるからね(`･ω･´+)b ｷﾘｯ

良い事の増やし方

悪い事を無くす努力をするのは尊いですね、ですけれど悪い事を減らすには良いことのボリュームを増やした方が早道だと思います。

＊ちなみに悪い事はゼロには出来ません、なぜならこの世界のシステムが２つの中心から成り立ってるから片方が消える時はもう片方も消えます。

正確に言うと…良い事を増やすには時間や労力が必要なので、悪い事に注目する時間が惜しくなってくるのですね。

本質的に効率よく二元論を使うと、自分の悪い所（ウイークポイント）を発見したら、ソレを分析してどうやったら直せるのか？もしくはどうやったら生かせるのか？…などを考えます。

人様の悪いところを見つけたら、ソレを分析して自分にとって必要な情報を抽出して終わりになると思います。

少なくとも、良い事に向かってる人は必然的に悪い事に意識が引っ張られなくなる訳です。

これだけ十分なのですけれどね。

こんな事を言うと…

「いや、そうは言っても世の中には不正やトンデモナイ陰謀を企んでる輩が沢山いて、放って置いたら国が潰れる」

…みたいな事をおっしゃる方がいるかと思います。

そんな方にはただただ「人として偉くなってください」としか言いようがありません。

長期スパンとしての地位や名誉もそうなのですが、今この瞬間からできる事は大騒ぎする事ではなくて、大きな波（のキッカケ）を作れる人になると言う事です。

例えば「マスゴミ」と言う言葉を枕詞に使うとそれだけで「思考に隙がある人なんだなぁ…」と感じさせてしまうでしょう。人として偉くなる為の道のりが険しくなります。

他にも嫌韓とか、在日特権とか系、フリーメイソンとか系とか…
「信じるも信じないもあなた次第」と言う感じで語られる話は情報ソースとして全く通用しません。

＊風俗店運営法人が政策金融公庫から足切りになるくらい確実な話ですね〜

悪い事をなくそうとして声をあげるならば、やはり良い事に自分が向かう以外に有効な手段は無いのです。

辛い時は沢山ありますけれども、その改善の為のエネルギーを悪い事を無くす方向に振るのではなく、良い事を増やすエネルギーに回してみてください。

＊さんかくマインドがオススメよん❤︎