今こそ保護者の力を【学級通信】
とある町で小学校教諭をしています。わいぬです。
主にX(旧Twitter)で日々の学びや気づきについて発信をしています。
今回の記事は教員サークル「まほろば」のマガジン「紡ぐ学級通信」のリレー記事です。
6人のメンバーで様々な角度から学級通信への思いを発信しています。
あわせてお読みいただけると幸いです。
今回は「学級通信の一番読者である保護者を巻き込む」というテーマです。
もうすぐ6月です。
子どもたちも新しいクラスに慣れてきてトラブルが多くなってくるのかもしれません。
また、4月、5月と日々を過ごしていく中で教員のパワーが減ってくる時期でもあります。
そんな時にこそ保護者の力を頼りにしてみるのはいかがでしょうか。
BBQ型学級経営とは
2012年にキングコングの西野亮廣さんがこれからは「レストラン型」から「BBQ型」という概念を提唱しました。
レストランのようになんかを提供してもらうことではなく、BBQのように一緒に作り上げていく、参画していく経営です。
学級経営においても同様です。
レストラン型の学級経営とは、レストランのように教師が準備をしたものを保護者の方や子どもたちに提供するようなイメージ。
BBQ型学級経営とは、学級経営に保護者の方や子どもたちにもどんどん参加してもらうという考え方です。
渡辺道治先生はこの保護者や子どもたちが学級経営に参加するBBQ型学級経営のことについて発信をされていました。
私は渡辺先生(https://twitter.com/firstlighter)からBBQ型学級経営について学び、3年ほど前から実践をしています。
BBQ型学級経営(東洋館出版)があるので参考にしてみていください。
双方向型学級通信
教師が保護者や子どもたちに向けて一方向で学級通信を発行するのではなく、保護者の皆さんと双方向でのやり取りを通信。
それが双方向型学級通信です。
運動会前に家で練習する子どもの様子を保護者からお知らせいただき掲載したり、運動会後の感想や思いなどを掲載したりします。
紙面には教師からの言葉だけではなく保護者の方の言葉もあるため、子どもたちも担任以外の大人の言葉から感化される場面もあります。
2次元コードで送りやすさを
保護者の方から紙でお便りをいただくこともあります。
しかし、紙を用意し、ペンを用意してお便りを書くことはなかなかハードルが高いものです。
そこで学級通信に二次元コードを添付してGoogleフォームで保護者の方の声を集めるようにしています。
※管理職や学年の方に了解を得た方がいいでしょう。
学級通信のタイトルの横にGoogleフォームへのリンクを二次元コードにして掲載します。
保護者参加型企画その1
社会科の工業の単元で保護者の方に参加してもらう仕組みを作りました。
子どもたちが未来の車について考えプレゼン大会を行なったものです。
優勝を決めるためにポスターを制作し、保護者の方に投票を呼びかけました。
詳しくは以下の記事に書いてありますので参考にしてみてください。
保護者参加型企画その2
「俳句大会」の企画を行ったこともありました。
子どもたちの俳句をGoogleフォームに貼り付け、子どもたちや保護者の方に投票をしてもらいます。
保護者の方へのフォームには飛び入り参加制度を設けました。
ペンネームを添えて一句詠めるというものです。
これが毎回好評です。数名の参加があり通信の紙面を盛り上げてくれています。
感謝の気持ちを忘れない
Googleフォームを活用していますが、お便りを送信していただいた時間をみています。
深夜であったり早朝の方もいらっしゃいます。
実際のお便りでも大変な中送ってくださっています。手軽にフォームが送れるとはいえ保護者の皆さんは時間を作って文章を考えて送信をしてくれている。
そのことへの感謝の気持ちを決して忘れてはいけません。
一通一通感謝をし、時には直接電話をしたり、お礼のお手紙を書いたりしています。
みんなで育てる気持ちを持つ
6月や11月、2月は学級が難しくなることもあります。
さらに、教師も学期末前で疲れが出る時期でもあります。
様々なことが起きる学校現場で担任一人で乗り越えていくにはパワーが必要です。
しかし、そんな時に保護者の方の声が力となります。
私も何度も助けられました。
教師一人で学級を育てていくのではなく保護者の方の力を借りながら進んでいくマインドを持ちながら日々子どもたちに向き合っていってはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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