徒然日記|本にまつわるあれこれ|電子書籍
八ヶ岳山麓に引っ越してから、京都に住んでいた時と変化したことはいくつもあるけれど、そのうちのひとつに本が挙げられる。
わたしは寄り道が好きで、いつもより少し早く帰れる日は、だいたい本屋に寄っていた。平置きの新刊チェック、雑誌やマンガの立ち読み、面白そうな文庫本探しが日課だった。
図書館にもよく行っていた。京都時代は帰り道に大きな図書館があって、閉館間際に滑り込んでは、上限の10冊までガーっと選んで(写真集やレシピ本、ビジネス書、絵本にマンガ、実用書、あらゆる分野)借りていた。
引っ越してからというもの、まず近所に本屋がない。図書館はあるけれど、車生活というのは必要な時に使うには、こんなに便利なものはないと思うけれど、寄り道には向いていないと感じる。
図書館に行くから本を借りるのであって、借りたい本があるから図書館に行きたいわけではないみたい。
そんなわけで、生活の中にある本は、スーパーの一角に置かれた雑誌コーナーぐらいなってしまった。ちょっと用事で町の中心地方面へ出かけると、帰りに本屋に寄ることはあるけれど、今までの大型本屋(京都BALの丸善が好きだった)に比べると物足りなくて、購入に至ることはない。
というわけで、ここのところすっかり電子書籍派になってしまった。7年前に中古で買ったkindle paper whiteがまた活躍することになるとは。
7年前は電子書籍データがイマイチで、ヒマラヤの山中ぐらいでしか読む気にならなかったけれど、最近は文字の大きさも変えられるし、紙の本に近い雰囲気でとっても読みやすい。アンダーライン引いたりしちゃう。
お風呂の電気を消して、洗面所の電気を点けて、ちょっと薄暗い中でお風呂に入りながら、氷入りのソーダ水を持ち込んで、お風呂のフタの上にタオルひいて、Kindleで読書するのが最近の日課です。Amazon Primeの無料リーディングから適当なタイトルを選ぶことも。
雑誌は楽天マガジンが素晴らしすぎて、もう紙の雑誌を買う気がしない。たまにこの号は取っておきたいなと思った時だけ買ったりするけれど、ほとんどの場合ページキャプチャーで保存すれば満足できるし。
楽天マガジンとAmazon Primeの無料リーディングって立ち読みの感覚に近いのかも。
Audio bookも最近利用をはじめた。耳で聴く本ってどんなだろうと思って、試してみたけれど、本というよりラジオの感覚に近い気がしている。Audio bookに関しては、思うところがあるので、もう少し試してまた書きたいなと思っております。
取り留めのない、本についてのアレコレを書き連ねてみました。
でも、一番好きなのは紙の本なんですよ、結局。
それはそうだけど、すぐ読める、どこでも読める電子書籍もいいよねってことです。
おしまい