資本主義からの卒業
おじさん、思ってしまうのです。
禁断の想いを。
『もう、資本主義いらないんじゃね?』って。
資本主義の良さって絶え間なく競い合うことでの爆発的な技術発展。
で、世界はもう十分な技術があると思うのです。人が幸せに過ごす為にこれ以上の技術って必要か?
今、世界中の先進国で格差が生まれ国民に分断が生まれてる。人々から安心と安全が奪われどんどん不幸になっている。十分なお金を保持して幸せになる人より不幸になる人の数が圧倒的に多いように感じるのです。
じゃあ金持ちが幸せかっていうとそうじゃないと思う。金持ちになった時は色々やりたいことができて満足だろうが、実はなんでもできてしまうのってつまらない事。
だから次々といろんな金儲けに足を突っ込んでいく。金を増やすことがライフワークになっていく。ちょっとした社会貢献で社会的名声を得ようとする。
でも、心は満たされない。
なぜ?
それは自分の富が、他の多くの人の犠牲の上にあるということを、心の底の部分で感じてしまっているからなのです。
おじさん思うのです。
人が幸せになる時って、周りに同じように幸せな人がいる時なのです。
それは幸せを共有している時。
だから金持ちは金持ち同士で集まって幸せを感じようとする。
でもみんな知っている。自分の富はほか大勢の犠牲の上にある事を。
その矛盾はいくら金持ち同士で集まっても誤魔化すことのできない真実。
金持ちが本当に満たされるためには、自分の富をすべて金持ちでない人々に与え、自分自身も彼らと同じ立場になる必要があるのです。
その時、心に矛盾のない本当の幸せを感じる事が出来ると、おじさん思うのです。
つまり、何を言いたいか。
十分な技術を得た今、
人を幸せから遠ざけ続ける資本主義ってもう卒業してもいいのではないか。
ということなのです。