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続4・なぜ温泉なのか 花も嵐もⅡ その45

続4・なぜ温泉なのか 花も嵐もⅡ その45


温泉を回想すると東北の温泉が思い出される。
すべて混浴露天のワイルド系ばかり…を選んだわけではないのに。

この頃は貴重品もバイクのタンクバックの中に入れっぱなしで
カメラも財布も無防備でした。

  • 湯の倉温泉

  • 銀山温泉

  • 藤七温泉

  • 乳頭温泉郷

  • 奥薬研温泉

  • 酸ヶ湯温泉

  • 大沢温泉

  • 夏油温泉

  • 蔵王温泉

  • 滑川温泉

  • 姥湯温泉

  • 木賊温泉

順を追って思い出してみる。 1,2行程度にまとめるのが難しい…


  • 湯の倉温泉

中川さんと鬼首温泉のあの広いキャンプ場でばったり出会って、そのあくる日に攻めた温泉。

バイクを置いて登山道路を20分から30分ほど歩いて温泉宿に着く。皮のツナギだったので汗びっしょりだった。

平成20年6月14日の地震の土砂災害で水没したと記録にあります。
なんとも悲しい思い出です。

  • 銀山温泉

有名だとはそれほど知らずに立ち寄りました。
木造三階建ての旅館が有名。共同浴場にひっそりと一人で入りました。

  • 藤七温泉

八幡平の上にある温泉で1軒宿に立ち寄り湯。
脱衣場は別なんですが、湯舟はひとつ。
湯舟につかっていると、女性の方が脱衣場の扉から飛び出してきて
「あら」

その後は、その方がご夫婦で来てたので、和気あいあい。
記念撮影などして楽しかった。(裸で夫婦で温泉に入っている写真って嬉しいみたい)
周辺は、火山の荒野を見るような景色です。

  • 乳頭温泉郷

鶴の湯と黒湯に入りました。
湯舟につかれば、数センチも見えないので、割と安心して入れます。
底が砂利で、湯舟のヘリは人も行き交うワイルドさ。

黒湯は静かでした。
一人で霧が流れる山の景色を湯舟から眺めていたら
物静かなお若い女性がそっと入って来られたのを覚えています。

  • 奥薬研温泉

キャンプ場の横にあるただ単に掘っておいたらお湯が溜まっているという感じの温泉ですが、温泉好きの男女がワイルドな姿で入ってくる。脱衣は湯舟の縁で。着衣は籠に入れるというパターン。風呂のヘリで脱衣をしている女性があれば皆そっぽを向いていたものです。

  • 酸ヶ湯温泉

千人風呂で有名です。大きな湯舟で、若い子も婆ちゃんもゴチャゴチャだったな。

  • 大沢温泉

自炊部に泊まって、入りました。
湯舟の中で隣の影に「いいお湯ですね」というような他愛無い話をしても無言だったのは若き女性だったから。脱衣場でも同じようなことがありました。
別に狙って入ったわけではなく、ざっくばらんな時代だった。

  • 夏油温泉

山の中を走って走って到着するとそこには湯治場があった。
少し熱めの湯が湧き出て、上流から下流へと適温になって行きます。
こっちへどうぞ、と招き寄せる人がいるのですが、そこは上流の熱めのお湯です。隠すタオルもおろそかになってしまって、ごめんなさい、(真正面から)見えてしまって。
というような、和気藹々の湯舟ものがたり。

  • 蔵王温泉

有名な温泉ですから、絶対に寄りたかった。
みちのく三高湯の1つに当たると思います。
野生の中に湧き出る温泉です。

  • 滑川温泉

  • 姥湯温泉

峠の茶屋で力餅を食べて、温泉を目指すという温泉ライダーみたいなこともやって楽しかった。
写真を撮ったら、(現像したら)私の背後に女性が湯舟につかっているという驚きもありました。

  • 木賊温泉

東北をこれから北上するぞというときに、檜枝岐付近を経由して何気なしに立ち寄った温泉でした。
河原に湧いている温泉で手作りの古臭い東屋の中に湧いています。

湯舟は薄暗く、こちらでも動く人影に声をかけたら可愛いお嬢さんだったというハプニングも。

お湯は静かに入るもの。

そういう時代だったのだ。
(ほとんどが裸の女性とともに入っているという恐ろしい時代でもあった)


2013年5月13日 (月曜日) 【花も嵐もII】追憶篇 | ココログ |