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ジョン・レノンのイマジンを聞きながらカレーとコーヒーについて考えてみる

コーヒーパートナーの井崎さんと一緒に銀ブラである。そう発売されたばかりのBALMUDAのコーヒーマシーンを松屋銀座まで見に行くのだ。7階の食器売場、我らがVERMICULARの鍋コーナーを通り越すと、小さなBALMUDAコーナーは合った。思ったよりも小粒なコーヒーマシーンがあった。担当してくださった女性スタッフは、試飲ができないことと、ビデオ撮影は禁止の旨を伝えてくれた。せっかく銀座まで来たのに飲めないのかぁ、そしてなんでビデオ撮影は禁止でスチルはOKなのかまったくバミューダ・トライアングルな感じだったが、新しいプロダクトを観るのはいつもながらドキドキする。

その後、僕らは名店チャイムの隣にあるカレーハウス、RASAに訪問することにした。それはそうだ、香り立つコーヒーを淹れるのを人差し指をかみながら見ていただけだったのだから。コーヒーといえばカレーである。井崎さんはいつものように野太いバリトンボイスで「いやーなんでカレーとコーヒーなんでしょうかねぇ」と話し出す、いつになく満面な笑みである。ここはマダムが切り盛りしている純ジャパな日式カレー屋である。僕はビーフカレーを丼ぶりでと頼む。そうすることで皿に提供してくれるようになるのだ。井崎さんはカツカレーを頼むが、売り切れ御免。代わりにエビフライカレーを注文。盛り付け時に残っていたカツの切れ端をサービスしといたわよーと明るく伝えてくれる、マダム。いやぁ、小気味いい接客にも手伝って、辛めのビーフもぺろりと平らげるのだった。

そしてカレーといえば、コーヒーである。東銀座の「樹の花」へ。オープンした4日後にジョン・レノンとヨーコ・オノが来店したとの店らしく、すべてがジョン・レノン色で一杯のお店だった。コロンビアを頼み、熱めの温度に今日のBALMUDAのコーヒーの温度帯について想いを馳せる。「あ、ここでもカレーがある。やっぱりコーヒー&カレーなんですよ。」相変わらずこの男の会話はブレない。どうやらこのコーヒー&カレーの図式は、中村屋などのカレーハウスが広めていったらしい。いつかこのあたりも文献調べてみたいと思う。どうやら妄想喫茶チーム、来年はエチオピアツアーが決定らしい、そこでもカレー作りたいなぁ。

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