見出し画像

WAGYUSCOの謎

WAGYUMAFIAではアパレルブランドを始め、色々なプライベートブランドを作っている。アパレルは全世界で売れており、WAGYUMAFIAとは関係ない人たちが着てくれていたりと当初夢見ていた独り立ちがもうすぐできるんじゃないかな?と思ってワクワクしている。もうすぐ2021年の新作シリーズ第二弾も発表なので、どうぞお楽しみに。

このアパレルブランドと同じぐらいのタイミングで登場したのが、僕らのオリジナルホットソースのWAGYUSCOである。僕が学生の頃、アメリカの深南部のアラバマ州で過ごしたこともあり、大の TABASCO好きだったりする。のちに僕らのシグネチャーである和牛100%で作った餃子が西麻布のWAGYUMAFIA THE BUTCHER'S KITCHENでデビューしたタイミングで、どうしてもいわゆる中華の辣油を使いたくなく、試行錯誤の結果うまれたのがこの日本の香辛料であるかんずりを主役にしたホットソースだった。

この頃はまだ世界に全く届いていないブランドだったWAGYUMAFIA、毎日考えることを世界コンテンツ探しだった。そこでホットソースを餃子につけるということを思いついたのだった。これはLAでスリラチャソースをなんでもかけて食べていることが原風景にもなったし、アラバマで毎週のように通っていた小さなダイナーのテーブルの上にタバスコがおいてあると、なんとなく安心するというテーブルというかカウンター上のデザイニングにもつながってくる話だ。

当初は完全にタバスコオマージュをして作っていたのでインドネシアの小さな島を一緒に家族旅行したデビッド・ベッカムが写真をインスタグラムにポストしたところ、すぐに本国のタバスコ社からご丁寧なご連絡をいただき、そこから2回のデザイン変更を経て、いよいよ今年すべてのフレーバーも含めて完全に新しいデザインとなり、晴れてタバスコ社にもご納得いただき、来年はタバスコ本社にも遊びにいけるかもということで、ついにルイジアナでポップアップできたらいいなぁ。

よくWAGYUSCOの色の謎を聞かれるのでここに答えておく。レギュラーフレーバーであるWAGYUSCO RED、これはスコヴィル値(辛さを示す値)が2万。タバスコがだいたい7000値ぐらいだと考えると、3倍程度の辛さとなる。そして気をつけてほしいのがWAGYUSCO BLACKだ、これは国産のキャロライナ・リーパーを主原料にしており、300万スコヴィル値とタバスコの450倍ほど辛い。かわいいのが黄色い柚子のフレーバーが付いた海外で大人気のWAGYUSCO YUZU。これは15000値なので、タバスコの2倍程度の辛さととてもマイルドだ。WAGYUSCOの特徴は醸造酢を一切使っていないところ、和牛の脂と酢がどうしてもマッチしにくいポイントを丁寧に取り除いている。和牛ならずともどの料理にも最後のファイナルアクセントとしてのフレーバリングにオススメだ。

赤、黒、黄、ぜひ今度WAGYUMAFIAグループのお店でテイスティングしていただければと思う。


いいなと思ったら応援しよう!