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浅草に誕生したサウナホテルで一杯

Mr.けん玉こと、児玉さんがサウナホテルをプロデュースした。場所は僕の大好きな浅草だ。好きなんだけど遠いのであまり行けない、遠いんだけど実はそこまで遠くない。そして来ると僕が大好きな下町の東京がいる。そんな素敵な街にサウナを作ったというのだから、仲間たちと一緒にお祝いも兼ねて遊びに行く。せっかくホテルを作ったというのだから、泊まることにした。サウナに入ってから海外とミーティングして、そしてまたみんなでサウナに入ってから浅草の街に繰り出す。

2階に鉄板付きのキッチンも付いているのでそこで料理をする予定だったのだが、浅草の馴染みの店をはしごすることにした。なにせ人数が多い、こちらは10名だ。セブンでアサヒのマルエフ黒を買って、餃子の王様の前にて待つ。待っているサラリーマンのおじさんたちと、客さばきの上手い店員さんと色々と話しながら過ごす時間だ。戻ってきた店員が「あれ、人数増えた?」と数え直してから、笑顔で「大丈夫、大丈夫」と伝えてくる。並んでいても会話が旨いのだ。そして、待ち時間の缶ビールが旨い。ここの餃子は5人前を頼むと大皿で出してもらえる。人数が多い時にしか出来ないわざなのだが、これが美味そうに見えるから好きなのだ。そして金楽へ、「10名は無理だなぁ〜ごめんね。」そりゃ、そうだと諦めて別の店を探そうとするとお兄ちゃんが追いかけてくる「席離れてもいいかな?だったら行けるよ」と。こういうホスピタリティが下町の最大の魅力だ。厚切りの上カルビとホルモンなどを火力強めの七輪でワイワイしながら食べる。久しぶりに集まる仲間たちとの話は尽きることがない。

西日本の酒蔵もちょうど東京に来ていたので、電話するとやってくるという。そこからサウナをひとっ風呂。熱源が2つあるところもいい、電気ストーブと薪ストーブ。薪の香りと優しい暑さの中で、風神役の児玉さんが熱波師となりタオルを操る。けん玉をハックした彼にとってはタオルと風をハックするぐらいお手のものだ。プラベートな貸し切りだと、金楽の続きの会話で盛り上がれる。そうそうサウナってこういうものだよね、と。ゆっくりと酔い覚ました、後に児玉さんの特製ブルーチーズもんじゃを頂きながらまた一献。世界クラスのけん玉パフォーマンスを見ながらまた談笑。気づいたら丑三つ時という一夜だった。ちょっぴり遠い浅草が、またちょっぴり近く感じた夜だった。

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