外苑に生まれた新しい命
頚椎症から苦しんでいたのだが、まだ治っていないものの、昨日は某国大使のセッションのあと娘と絵本を読む時間を確保できたりと、ようやくゆっくりとした睡眠ができた。また明日からツアーが開始になるから、この直前でのまとまった睡眠は体の回復にとってとてもよく、頭のデフラグには最適だ。いつもそうだが、この数ヶ月は本当に激動であった、作業量も多くなっているなかでクオリティの担保をしっかりしていきたいという面倒な性格なので、方法論自体のアップデートもしていく必要がある。だいたい脱皮するタイミングには、新たなイベントも用意されているのが常で僕の場合頚椎症で動けなくなるというオチで、しかもモロッコにいるという・・・。数週間経ってみてから、このイベントも含めて前向きなTipping pointに必要な演出だったと考えられるようになれば、まぁまぁ及第点のバージョンアップができたと言えよう。
また1つの店舗をオープンさせた。1から作ったわけではなくて、もともとのスペースを全く新しいコンセプトにするという、僕にとってとても好きな作業なのだが当然片手間でできるわけではなく向き合うことが必要だ。音を一緒に鳴らすパートナーとして、偶然知り合ったのが新しいインテリアデザイナーだ。馴染みのステーキ屋さんの帰りにフラッと寄った内装がとても好みで、偶然居合わせたのがそのデザイナーだった。今から考えると、もしかすると彼と一緒に仕事をしたいから、この店を作ったのかも知れない。感性が合う人との仕事は速い。ただこっちもどんどん灰色の脳内細胞がカラフルかしちゃうものだからどんどんボリュームが増えてしまうおそれがある。今回そのイマジネーションにキャップするために、予算と納期を設定した。ゲーム性をきちんと設定することで、実は結果論としてはいい仕事になるケースが多い。この店舗が完成したら、きっとこの階の活性化につながることだろう。